Record China

ヘッドライン:

【観察眼】長期的かつ安定した中日関係こそが両国の利益につながる

配信日時:2019年9月26日(木) 11時20分

 今月29日、中国と日本は国交正常化47周年を迎える。一時期の紆余曲折を経た両国関係は昨年から正常な軌道に戻り、両国の国民からもポジティブな評価を受けている。その成果は、2018年に約3,538 億ドルに上った貿易総額と1000万人台に上った人的往来の数字にも表れている。良好なムードの中で迎える節目の日を前にして、今一度、先人たちの築いた土台と各界の人々の長年の努力に敬意を表したい。

 「新時代にふさわしい両国関係」の構築、これが最近、中日両国の指導者が会談する際の共通認識になっている。では「新時代」とは何か。日本人でありながら中国の証券業に身を置き、その発展を13年間にわたって内側から支えてきた元中信証券国際董事長の徳地立人氏は「中日両国は大規模に学び合う時代に入った」と話している。そして「学び合うべき内容」については、日本貿易振興機構(JETRO)北京事務所の堂ノ上武夫所長がモノづくりを例に取り「中国は設計、アイディア、組立て、販売に強い。日本は素材、コア部品、整備などに長けている。両者の相互補完性は強い」と語る。

 世界に目を向ければ、AIや5G通信といった社会、経済、産業のあり方を大きく変える新技術の普及に関する取組みのほか、一国主義とポピュリズムの台頭、温暖化に代表される環境破壊問題など、現代には人類の持続可能な発展のために乗り越えねばならない国際的な共通の課題が多く存在する。このような背景下で、中日両国には地球規模の視野に立って、手を携えてその解決策を模索することが求められている。

 身近なところにも目を向けてみよう。昨年10月に発表された「第14回日中共同世論調査」(中国国際出版集団&言論NPO)によると、中国人のうち日本に「良い」印象を持つ人の割合は40%を超えるのに対して、日本人は86.3%が中国の印象を「悪い」と回答している。国民感情の改善が、引き続き両国の課題だと言える。

 この5月に9年余りの駐日大使の任期を終えて帰国した程永華氏は、先日、北京市内での講演会で「中日関係の重要性が、個人的な好き嫌いによって変わることは絶対にない。長期的かつ安定した中日関係こそが両国の利益につながる」と改めて強調し、両国が関係改善とさらなる発展のモメンタムを今後も継続させていくことに期待を寄せた。これは、両国の識者の共通した願いであると言えよう。(CRI日本語部論説員)

※本記事はニュース提供社の記事です。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。
【コラムニスト募集】
中国や韓国の専門知識を生かしませんか?レコードチャイナではコラムニストを募集しています。どしどしご応募ください!応募はこちら

関連記事

【CRI時評】新疆の繁栄と発展をおとしめることは許さない

 今年9月25日は、中国新疆ウイグル自治区の平和解放70周年記念日だった。新疆は1949年9月に平和解放され1955年10月に自治区が成立して以来、経済と社会を急速に発展させることができた。1952年には7億9100万元だった新疆の経済総規模は、2018年には1兆2000億元にま...

CRI online
2019年9月25日 22時5分
続きを読む

【CRI時評】中国の発展の新たなエンジンが世界の相互接続を推進

 北京大興国際空港が25日、供用を正式に開始した。同空港は北京市の新たなランドマークであり、重要な交通の要所だ。大興国際空港は中国の発展と「一帯一路」の相互接続に貢献する新たなエンジンになる。 イノベーションこそが、大興国際空港建設の魂だった。大興国際空港が中国のイノベーションの...

CRI online
2019年9月25日 21時5分
続きを読む

日本の横井大使、新中国成立70周年成果展を見学

 9月25日に新中国成立70周年成果展を見学する日本の横井裕大使 中国に駐在している一部の外国使節が25日午前、北京展覧館で開かれている「新中国成立70周年成果展」を見学しました。その中には日本の横井裕大使の姿がありました。 横井大使は、新中国成立からの70年間で収めてきた成果を...

CRI online
2019年9月25日 17時25分
続きを読む

【CRI時評】中国は世界の気候変動に「プラスのエネルギー」を放ち続ける

 23日の月曜日、ニューヨークの国連本部で国連気候行動サミットが開催された。その目的は実体経済の分野で大規模な具体的行動を推進し、気候変動に対応することだ。 中国は一貫して気候変動への対応を自国の持続可能な成長が内在する固有の要件であり、人類の運命共同体構築のための責任ある役割と...

CRI online
2019年9月25日 11時25分
続きを読む

連休目前に香港観光業振るわずも 平和が戻る日は遠くない

 来週火曜日は新中国成立70周年の記念日です。それは、10月1日からの1週間にわたるゴールデンウィーク(国慶節連休)の幕明けでもあります。国内旅行だけでなく、海外旅行へと出かけるラッシュになることが予想されます。 中国が大型連休を迎えると、隣国である日本では各地の観光名所が中国人...

CRI online
2019年9月24日 20時45分
続きを読む

ランキング