際立つ華為の名声、最もホットな中国観光ブランドは故宮 「国潮」十年ビッグデータ

人民網日本語版    2019年9月25日(水) 13時10分

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百度と人民網研究院はこのほど、「百度国潮(国産品トレンド)驕傲ビッグデータ」を共同で発表した。

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百度と人民網研究院はこのほど、「百度国潮(国産品トレンド)驕傲ビッグデータ」を共同で発表した。同報告では、2009年から2019年までの10年間におよぶ、中国国産ブランドの市場シェア、すう勢の変化、注目ブランドなどから、10年にわたる中国ブランドの発展・変化の様子が描き出されている。衣食住や交通手段など、さまざまな分野における人気の高い「最もホットな」国産品ブランドの中で、故宮、李寧、華為の各ブランドがランクインした。

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報告の概要は以下の通り。

電子、カルチャー・娯楽、アパレル、自動車、化粧品、食品六大業界での中国ブランドに対する注目度はいずれも安定した成長ぶりを呈した。10年前、検索エンジン百度では、プランド検索10回のうち、中国ブランドの検索回数はわずか3.8回だった。だが10年後、この数値は7回に増えた。10年間でブランド注目度が38%から70%に拡大したことは、中国ブランドが「中国製造」から「中国が誇れるブランド」への飛躍のプロセスを反映している。

なかでも、携帯電話・デジタル分野は、中国の製造能力の発展を最も良く体現しており、この分野での中国ブランドの発展は、他の業界をはるかに凌駕している。ビッグデータによると、華為、小米、OPPO、VIVOの各ブランドは、より多くの選択肢をユーザーに提供すると同時に、国内メーカーの「自主研究開発」、「コア科学技術」などの質的変化により多くの「誇らしさ」を注入している。電子製品ブランドに対する中国の消費者の嗜好は、10年前には国産品と外国製品がほぼ拮抗していたが、その後、より多くの消費者の関心は国産品に向けられるようになった。

米サンフランシスコのあるコンサル企業が、中国の消費者1万3500人を対象としたサンプリング調査を実施し、27品目258種類のブランドに対する考え方を回答者に質問した。その結果は意外なもので、かつ、感情面と道理面で頷けるものだった。米アップルのブランド名声ランキングは、1年前の第11位から今年は第24位に落ち込んだ。一方、華為は今年、アリペイに次ぐ第2位に躍進した。

ずっとマイナーな存在だとみられていたカルチャー・娯楽ブランドも、この10年間で著しい発展を遂げ、成長率は36%に達した。「大江大河」や「紅海行動」、「延禧攻略」などの素晴らしい国産映画・テレビドラマがランキング入りを果たした。特に、この2年間、「流浪地球」、「紅海行動」、「哪吒(ナーザ)など複数の優れた映画・テレビ作品が登場したことで、制作レベルが海外に追いつき、追い越しただけではなく、精神的な面でも国内視聴者の間に強烈な共鳴を巻き起こした。

またビッグデータで自動車の分野を見ると、10年前、国内自動車ブランドと言えば、「特許の購入・合資・優遇」というキーワードが常だった。しかし、10年後の現在では、「新エネルギー・無人運転・海外での工場建設」などの言葉がそれに取って代わった。かつてはおぼつかない足取りで海外ブランドの後を追いかけていた国産自動車ブランドは、今では、無人運転で世界をリードし、世界トップレベルの自動車メーカーとのタイアップで将来の市場シェアを争うようになった。中国の自動車ブランドも、進化の一途をたどっている。

国慶節大型連休(建国記念日、10月1日)を目前に控え、多くの人々が旅行や行楽を計画していることだろう。だが、海外旅行ブームが異常なまでに沸き起こっている今でも、国内の素晴らしい土地を訪れたいという中国人の情熱は決して衰えることはない。観光の分野では、故宮、天安門敦煌、国家博物館、平遥古城の名所5カ所が、「最も人気がある中国ブランド観光地」に選ばれた。ただ一つの例外もなく、重厚な歴史と中国文化を担ってきた「中国ブランド観光地」は、国民からあまねく注目され続けている。

過去10年間、中国ブランドに対する関心度の増加率は、20歳から29歳の若者層が最も高かった。百度ビッグデータによると、地域別では、広東、山東、河北、河南、江蘇5省が、中国ブランドに対する関心度が最も高い省で、中でも国産ブランド最も関心を寄せているのが広東の人々だった。より興味を持っている中国ブランドの領域は、電子、カルチャー・娯楽、アパレルだった。(編集KM)

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