中国に数百人規模の「野人」、最大の野人は崑崙山脈に生息か―中国メディア

Record China    2013年7月26日(金) 21時50分

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25日、中国に数百人の「野人」が存在している可能性があると中国の専門家が発表した。資料写真。

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2013年7月25日、中国新疆ウイグル自治区のニュースサイト・亜心網によると、中国西部に位置し、パミール高原に接する崑崙山脈に数百人規模の「野人」が存在している可能性があると新疆生態学会理事長で新疆環境保護科学研究院の研究員でもある袁国映(ユエン・グオイン)氏が、24日に行われた自身の著書「野人」を巡る討論会で明かした。現存する資料から中国には200〜500人の野人が存在していると判断できるという。

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袁氏はこれまで40年にわたって野人に関する研究を続けており、1978〜2005年に新疆ウイグル自治区のポベーダ山やアルタイ山、アルチン山などに5回の現地調査に訪れ、言い伝えや目撃証言をもとに「中国野人分布図」、「世界野人伝承分布図」を作成した。袁氏はその中で、「国内で最も身体の大きい野人はアルチン山や崑崙山脈などに存在し、最も小さい野人はウルムチ市周辺の山深い地域に存在している」と指摘している。

袁氏によると、中国国内に存在する野人は体表に赤味を帯びた毛を持ち、背が高いことなどが特徴で、人口の少ない山間部に住んでいる。古くは数も多く、広い地域に生息していたと見られるが、人類社会の発展とともに減少していき、現在は世界全体で500〜1000人しか残っていないと考えられる。そのうち、中国国内の湖北省神農架林区やチベット自治区、新疆ウイグル自治区などに200〜500人が生き残っている可能性があるという。

しかし、野人の目撃証言は中国国内に多数あるものの、正式な調査団が現地を調べてもいまだ発見できておらず、その存在を疑問視する見方が強い。袁氏は「本当に存在しないなら、これほど多くの場所で何世代にもわたって言い伝えられていることや、具体的な特徴や様子の証言は得られないはずだ」と野人の存在を強調し、今後も調査研究を続けていくと話している。(翻訳・編集/岡田)

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