頭蓋骨の一部を紛失、病院はそのまま縫合―山東省済南市

Record China    2007年4月23日(月) 6時4分

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山東省済南市の李静(リー・ジン)さんが市内の病院で開頭手術を受けた際、病院側が切り取った頭蓋骨の一部を紛失し、頭皮だけを縫い合わせる処置をされたとして、病院側を訴えている。(資料写真)

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山東省済南市の李静(リー・ジン)さんは昨年3月に省内の病院で頭蓋骨を開け、血管を遮断する手術を受けたところ、病院側が切り取った頭蓋骨の一部を紛失してしまい、骨がないまま頭皮だけを縫い合わせる処置をされたとして、医療過誤で病院側を訴えた。2007年4月12日、李さんの頭部を撮影した。

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昨年2月にこの病院で検査を受けたところ、脳の血管に奇形が見つかり、突発性癲癇と診断された。3月1日に開頭手術によりその部分を遮断する手術を受けた際、頭蓋骨を切り取られたまま、縫合されてしまった。病院側は、脳内出血が見られたため、脳内の圧力を下げるために骨の一部を切り取った、と説明していた。その後、李さんの家族が骨を頭に戻して欲しいと要望したところ、病院側の骨の紛失が発覚、病院を相手取り、訴訟を起こした。

市内の法律援助センターも李さんに対する支援を決め、4月11日、市内の裁判所で審理が始まった。原告被告双方ともに鑑定を請求しているため、判決が出るのはまだ先のようだ。(翻訳編集・WF)

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