人民網日本語版 2019年9月18日(水) 20時50分
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写真を撮る時に、よくするのが「ピースサイン」。しかし、そこから自分の指紋が盗まれるかもしれないとはほとんどの人が考えたこともないだろう。
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15日、2019年中国国家インターネットセキュリティー宣伝ウィークの上海におけるキャンペーンの一環である「全民体験日」のメイン会場が、楊浦区創智天地下●式広場(●はさんずいに冗)でオープンした。同会場を取材したところ、写真を撮る時に、カメラからあまり離れずに「ピースサイン」をして映ると、拡大技術と人工知能技術を使って、その指紋を復元することができることが分かった。
上海信息安全業会協会の張威(ジャン・ウェイ)副主任は、「写真を撮る時に『ピースサイン』をすると、個人情報が流出してしまうと心配する人はほとんどいないだろう。カメラから1.5メートル以内でピースサインをして撮影した写真は、指紋を100%再現できる。1.5~3メートルになるとその確率は50%になり、指紋を読み取ることがほぼできないのは3メートル以上離れている場合だ」と説明した。
写真から指紋を読み取り、専用の材料を使うと「偽の指」を作ることができる。そして、指紋認証搭載のカギを開けたり、指紋認証を採用した決済システムで決済を行ったりするのに、悪用されかねない。
このニュースを耳にした多くのネットユーザーは「これはまずい。ピースサインはもう絶対にしない」「だから手のひらとは逆を向けてピースサインをしている人がいるのか」と慌てふためいている。
一方で、「大丈夫。今は写真はほとんど加工しているから指紋なんてなくなっている」「はははははは。加工して別人みたいになってるのに、指紋なんてないよ」と冷静な反応のネットユーザーも。
では、指紋が盗まれないようにするには、どうすれば良いのだろう?
張副主任は、「知らない人に指紋を提供したり、信頼できない機械などで指紋を読み取ったりしないほか、カメラから3メートル以内の位置でピースサインをして写真を撮らないこと、そして、指紋が映っている写真をむやみにSNSなどに投稿しないように」と注意を呼びかけている。また、指紋認証搭載のカギを使っている場合は、指紋とパスワードの両方を入力する設定にしていた方が安全という。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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