「東京ゲームショウ2019」で中国のメーカーが活躍―中国メディア

人民網日本語版    2019年9月17日(火) 19時40分

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アジア最大規模のコンピューターエンタテイメントの総合展示会「東京ゲームショウ」が12~15日の4日間、千葉県の幕張メッセで開催された。

アジア最大規模のコンピューターエンタテイメントの総合展示会「東京ゲームショウ」が12~15日の4日間、千葉県の幕張メッセで開催された。「もっとつながる。もっと楽しい」がテーマだった今回は40カ国・地域の655企業・団体が出展し、5G(第5世代移動通信システム)をはじめとするテクノロジーが目覚ましく進歩し、場所や時間を問わず世界中の人たちとつながることができるようになっているゲームがPRされた。人民網が伝えた。

コンピュータエンターテインメント協会(CESA) が主催、日経BPが共催、経済産業省が後援の「東京ゲームショウ」は1996年に創設され、97年から、毎年春と秋の2回開催されるようになった。そして、2002年からは1年に1回の開催となり、今ではアジア最大のコンピューターゲームの見本市、米国のElectronic Entertainment Expo(E3)に次ぐ世界で2番目に大きなゲームショウとなっている。

今回は、注目を集めている最新作の「三國志14」(PS4/PC)、「仁王2」(PS4)、「Project Resistance」、「デス・ストランディング」などの最新PR動画も披露された。

今回はソニー、マイクロソフト、任天堂などのほか、スマホゲーム開発会社が数多く出展し、出展ブースの規模も大きかった。スマホゲームを専門に開発しているRegina Entertainment株式会社の半沢龍之介社長は、「中国のハイクオリティーのゲームが海を越えて日本に来ることを強く願っている。当社は『東京ゲームショウ』に5年連続で出店している。ゲームという媒体を通して、日本人に中国文化をさらに知ってもらいたい」と話した。そして、「今回、当社のブースでは、今年中にリリース予定の最新作ゲーム2本を展示している。そのうちの一つである「妖怪奇譚」は、中国の水墨画タッチで描かれた、最も古い地理書として知られる「山海経」の妖怪たちを登場させ、日本人が中国のファンタジーの世界を知ってもらう機会にしたい」としている。

特筆すべきなのは、日本のメーカーが絶対的な存在感を示す「東京ゲームショウ」において、今回は中国のゲーム製作会社も活躍していたことだ。そのうちの一つが北京の火箭拳科技(RocketPunch Games)有限公司で、同社の穆飛(ムー・フェイ)CEO(最高経営責任者)は、「当社は発足して4年で、『東京ゲームショウ』には3年連続で出展している。4年かけて開発したメカアクションゲーム『Hardcore Mecha』はテスト段階で、『東京ゲームショウ』のインディー部門大賞を受賞した。その後、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(中国)の開発者支援プログラム『China Hero Project』に選出された。同ゲームは今年6月末に日本でリリースされて以降、大ヒットとなった。そして、今月13日には香港でもリリースされた」と紹介した。

ゲーム周辺機器のブースエリアには深セン市艾柏祺生物科技有限公司も出展していた。同ブースには、コントローラーやイヤホン、スピーカーなどの各種ゲーム周辺機器が展示されていた。同社の劉舜祺(リウ・シュンチー)会長は、「当社は発足してから25年間、ゲーム周辺機器の研究開発にずっと取り組んできた。現在、周辺機器300種類を製造している。日本市場はこれまでずっと日本のメーカーの独占状態が続いてきた。当社の製品は米国やブラジル、さらに東南アジアではよく売れているが、日本市場にはなかなか入り込めない。今回の出展を通して、日本の販売店に積極的に接触し、日本での販売につなげたい。2日間で、日本の大型販売店2社のスタッフと商談することができ、実のある話し合いができた。現在は9月20日に発売される任天堂の携帯型ゲーム「Nintendo Switch Lite」に照準を合わせている。データ分析をしたうえで、周辺機器の生産をすでに行っている。Nintendo Switch Lite発売と同時に、それを発売できる」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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