中国の新ガス田計画、日中関係を悪化させる可能性も―海外メディア

Record China    2013年7月19日(金) 11時40分

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17日、中国の国有石油会社が東シナ海で新たに7つのガス田開発を計画していることが明らかとなり、日中関係をさらに悪化させる恐れがある。資料写真。

2013年7月17日、ロイターによると、中国の国有石油会社が東シナ海で新たに7つのガス田開発を計画していることが明らかになったが、中国のガス田開発は日本の領海内にある海底資源まで採掘するものと日本から見なされる可能性があり、日中関係をさらに悪化させる恐れがある。中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

消息筋によると、中国海洋石油総公司は日中中間線付近に位置する「黄岩2期」を含む2つのプロジェクトを政府関係部門に提出し、国の審査を求めている。7つの新たな天然ガス田開発が国の審査を通過しても中国の天然ガス生産高が大きく向上することはないが、より大きな問題は政治的なリスクが高まることだと記事は指摘している。今年に入って東シナ海情勢はますます緊張が高まっており、日本と中国はいずれも船舶や航空機を派遣しけん制し合っている。

今回の中国における動きについて、日本の専門家は「中国側が忍耐力を失ったことを示している」とし、その要因は日本が天然ガス田共同開発問題で行動を起こさないことにあると指摘している。日本と中国は2008年に天然ガス資源の共同開発を行うことで合意したが、日本は開発よりも海上の境界線の問題を解決することを優先させている。

中国海洋石油総公司は中国石油化工集団(グループ)公司と協力して「黄岩1期」プロジェクトをすでにスタートさせており、2012年6月に国家発展改革委員会から認可を受け、2014年9月から操業開始する見込みとなっている。(翻訳・編集/岡田)

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