<バスケ>W杯で惨敗した直後に「不適切な」服装で登場した中国選手に批判―中国メディア

Record China    2019年9月12日(木) 13時50分

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男子バスケットボール中国代表の趙睿が大会後に米国国旗の印が付いた服を着て姿を現したことで批判を浴びている。

男子バスケットボールの中国代表選手が、大会後に米国国旗が付いた服を着て姿を現したことで批判を浴びている。10日付で中国メディア・澎湃新聞が伝えた。

中国で開催されている2019年国際バスケットボール連盟(FIBA)ワールドカップで、中国代表チームは9日に全試合を終了。大会成績は32チーム中24位だった。今回の結果から、中国代表が東京五輪に出場するためには、来年6月23~28日に行われる世界最終予選(OQT)にアジア代表として出場し、上位4チームに入ることが条件となる。

そんな中、代表選手の趙睿(ジャオ・ルイ)は、広東省のホテルを出発して北京に戻る際、米国国旗や「USA」の文字が入ったスポーツウエアを着てファンの前に登場。その様子は複数のメディアに報じられ、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の検索キーワードランキングでも一時上位に入った。中国のネットユーザーからは「どういうこと?これ、本気でやってる?」「このタイミングで他国のウエアを着るのは不適切だ」「中国代表はもう解散したの?」といった批判的なコメントが寄せられた。

趙はその日、自身の微博アカウントに「僕は失敗した痛みや苦しみを忘れません。そうすることで、次の戦いに向けて自覚を持って準備ができるから。僕がこの次に胸に国旗を掲げて戦うとき、今回の挫折が僕をただ強くしてくれていることを望みます」などと投稿しており、記事はこれを「皮肉なこと」と伝えた。

趙は、米国国旗が付いた服を着用して批判を浴びたことを受け、微博に再び「僕は努力し、成熟した上で(自分のとった)考えなしの行動や、厳格な皆さんと向き合わなくてはなりません」と投稿。しかし、これにも「謝罪らしくない」といった批判が寄せられ、のちに削除されたという。

東方網系のメディア・縦相新聞はこの騒動を受けて、「中国のスポーツ選手が国旗に関連して物議を醸すケースは少なくない」と指摘。「以前、ある中国選手が大会で優勝した際、国旗掲揚に右手を胸に当てるポーズを取って臨んだことが問題視された。国旗掲揚の際、米国では右手を左胸に当てることが法令により定められているが、中国では国旗に敬意を払う姿勢を取り、国歌を演奏もしくは歌うことが推奨されている」と紹介した。

縦相新聞はまた、「男子バスケットボール中国代表のワールドカップは終わってしまったが、彼らは反省を早々に済ませるべきではない」と強調した。(翻訳・編集/岩谷)

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