2019年9月9日、中国紙・環球時報は、韓国について「出生率が過去最低を記録し、総人口に占める高齢者の割合も上昇する中、韓国人の平均年齢は10年間で5歳上がったことが分かった」と報じている。

韓国英字紙コリア・ヘラルドの8日付報道として伝えたもので、韓国行政安全部によると、韓国人の今年8月時点の平均年齢は42．4歳（男性41．3歳、女性43．6歳）だった。平均年齢は14年10月に初めて40歳に達した。09年8月時点の37．4歳から10年間で5歳上がったことになる。

総人口に占める14歳以下人口の割合は10年前の16．1％から12．6％に減った一方で、65歳以上人口の割合は10年前の10．5％から15．2％に増えた。

18年の合計特殊出生率（女性1人が生涯に出産する子どもの平均数）は過去最低の0．98となった。

生産年齢人口（15～64歳）は過去10年間で72．7％から72．2％に減少している。

韓国のシンクタンク、LG経済研究院の関係者は、「生産年齢人口の減少は、20年から24年までに国内総生産（GDP）成長率を0．4ポイント縮小させ、25年から29年までに0．5ポイント縮小させる」と予測している。

韓国統計庁も、総人口に占める65歳以上人口の割合は、25年までに20％を超え、36年までに30％を超えると予測している。（翻訳・編集/柳川）