李克強首相が独メルケル首相と会談 「中国企業に対する公平な待遇望む」

人民網日本語版    2019年9月9日(月) 9時50分

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中国国務院の李克強総理は6日午前、北京の人民大会堂で中国を訪問中のドイツのメルケル首相と会談した。

中国国務院の李克強総理は6日午前、北京の人民大会堂で中国を訪問中のドイツのメルケル首相と会談した。

李総理は、「ドイツは中国の包括的戦略パートナー。中国は中独関係を非常に重視している。現在、世界経済は下振れの圧力に直面し、保護主義、一国主義が台頭している。中国とドイツが戦略的意思の疎通、協力を強化し、両国関係の健全で安定した発展を維持することは、中欧関係だけでなく、世界の平和、安定、繁栄にも寄与する」と強調した。

そして、「中国とドイツは世界の情勢を把握し、多国間主義や世界貿易機関(WTO)を中心とする自由貿易体制を支持しなければならない。中国は積極的に市場開放を拡大するという方向性が変わることはない。外資を歓迎する政策も変わらず、知的財産権の保護を今後もさらに強化する。ドイツも市場開放を維持し、民用技術の輸出制限を緩和し、投資の審査や市場参入などの面で、中国企業に公平で公正に待遇することを願っている。中国は、ドイツと共に、自動運転、技術革新、人工知能などの分野での協力を深化させることを願っている」との見方を示した。

一方、メルケル首相は、「ドイツの首相として、12回目の中国訪問ができたことをうれしく思っている。中国はここ数十年、大きな発展を遂げ、たくさんの成果を挙げてきた。他の国と同じく、中国にも発展の権利があり、その発展を阻んではならない。中国の国民が良い生活を送ることは、世界各国の利益ともマッチしている」と述べた。

さらに、「ドイツと中国は多国間主義と自由貿易を支持している。ドイツは来年、中国で政府間協議を実施することを期待している。ドイツは、EU(欧州連合)の議長国を担当している間に欧中投資協定を合意に至らせ、一層信頼できる欧中パートナー関係を築きたい。ドイツは中国が金融、保険、サービス業などの分野で開放的な措置を講じることを歓迎している。中国と共に、自動運転、デジタル化、職業教育などの分野で協力することを望んでいる。また、中国企業のドイツへの投資をこれまでと同じく歓迎している。双方は両国の青年などの人文交流を深化させなければならない」との見方を示した。(編集KN)

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