プーチン大統領「露日平和条約締結には多くの問題」

人民網日本語版    2019年9月6日(金) 17時50分

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ロシアのプーチン大統領は5日「露日平和条約の締結には多くの問題がある。こうした問題は露日の二国間関係に限らない」と述べた。

ロシアプーチン大統領は5日「露日平和条約の締結には多くの問題がある。こうした問題は露日の二国間関係に限らない」と述べた。中国新聞社が伝えた。

プーチン大統領は同日開催された第5回東方経済フォーラムの全体会合で、日本の安倍晋三首相が「我々は日露の協力関係の新たな姿を創造すべく努力している。平和条約の締結は歴史的使命だ。この目標に向けて共に前進しよう」と呼びかけたのに対して、冒頭のように述べた。

プーチン大統領は「我々は日本側の善意ある発言を理解する。だが現在、平和条約の締結に関わる多くの問題がある。こうした問題は二国間関係のみに限られず、軍事、国防、安全保障などの問題にもかかわる。われわれはやはり、第三国の立場、および米国を含む第三国に対して日本の負う義務を考慮する必要がある」と指摘。

「平和条約問題は一見シンプルだが、実際には複雑な歴史問題だ。だがどれほど困難だろうと、我々は1956年のソ日共同宣言を基礎に、我々の関係を全面的に調停し、平和条約調印に努力することを望んでいる」と表明した。

同日早く、プーチン大統領は安倍首相と二国間会談を行った。ロシアのウシャコフ大統領補佐官によると、双方は会談で平和条約問題に言及した。共同通信によると、会談で南クリル諸島(日本名「北方四島」)をめぐる領土問題および平和条約調印の問題に進展はなかった。(編集NA)

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