中国籍カメラマンと軍事施設に立ち入った映画監督、制作続行を宣言か―台湾

Record China    2013年7月13日(土) 20時50分

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11日、新作映画のロケ地選定のため、台湾の軍事基地に中国籍カメラマンを同行させたニウ・チェンザー監督が各メディアに謝罪文を送り、新作映画の制作継続をにおわせた。写真はニウ監督。

2013年7月11日、中国籍のカメラマンを同行させて海軍基地を訪問した台湾のニウ・チェンザー(鈕承澤)監督は、台湾国防部と海軍司令部から刑事責任を追及される可能性もあることから、この日メディアを通じてファンや関係者に向けて声明を発表した。12日付で台湾東森新聞網が伝えた。

ニウ監督は今年8月にクランクインする最新作「軍中楽園」のロケ地選定のため、6月1日にスタッフ23人と台湾・左営にある海軍基地を訪問。その際、中国の有名カメラマン・曹郁(ツァオ・ユー)氏を台湾人と偽って同行させていたことが明らかになった。台湾の軍事施設は中国籍の人物の立ち入りを禁じており、同監督の行為は「要塞堡塁地帯法」違反にあたる。

ニウ監督の声明では、冒頭ですべての関係者に対して謝罪するとともに、「軍中楽園」が構想8年の大作であり、自分たちの祖父や父親世代の人々の人生を、最大の敬意と善意をもって描きたいと思い続けていたことを明らかにした。同時に重大な過ちを犯したことを認め、「自分は軽率で愚かだった」と反省。さらに「厳しい批判や指導を謙虚に受けとめる」と誓った。

ニウ監督は「これらのことをすべて深く反省しながら、これからも頑張っていきます」という言葉で声明を締めくくっていたため、ネット上では「『軍中楽園』の制作続行の意思は固い」との見方が有力だ。(翻訳・編集/本郷)

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