人民網日本語版 2019年9月7日(土) 0時40分
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2019年(第6期)世界かんがい施設遺産リストが正式に発表された。中国からは内モンゴル自治区の河套かんがい地区、江西省撫州市の千金陂が登録された。写真は河套かんがい区楊家河幹線水路。
中国水利部が発表した情報によると、インドネシアのバリ島で4日午前に開催された国際かんがい排水委員会(ICID)第70回国際執行理事会において、2019年(第6期)世界かんがい施設遺産リストが正式に発表された。中国からは内モンゴル自治区の河套かんがい地区、江西省撫州市の千金陂が登録された。これで中国の世界かんがい施設遺産は19カ所に達した。科技日報が伝えた。
河套かんがい地区は内モンゴル自治区バヤンノール市にある、黄河多砂河川引水かんがいの模範で、その歴史は漢の時代まで遡ることができる。千金陂は江西省撫州市撫河の本流に位置し、唐代の咸通9年(西暦868年)に建設が始まった。長江中流贛撫平原のかんがい農業発展の歴史における里程標的な存在とされる。
世界かんがい施設遺産は2014年に創設された。世界のかんがい文明発展の流れを整理し、かんがい施設遺産の保護を促進し、伝統的なかんがい施設の優秀な治水の知恵を総括する狙いがある。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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