アルゼンチン危機で落ち込むチリの観光業、でも中国人観光客は2割増―中国メディア

Record China    2019年9月8日(日) 5時50分

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中国メディア・環球時報は4日、「チリを訪れた中国人の数が、7月に2割増加した」と伝えた。写真はチリの首都サンティアゴ。

中国メディア・環球時報は4日、「チリを訪れた中国人の数が、7月に2割増加した」と伝えた。

記事は、ブラジルの華字メディア・南美僑報網(NMQB)の報道を基に、「チリ政府が発表した最新のレポートによると、今年の上半期にチリは計287万7087人の外国人観光客を受け入れた。7月は、外国からの観光客数は37万6029人だった」と紹介。さらに、チリのメディア・BioBioChileの情報を元に、「7月の外国人観光客数は、昨年の同時期と比べると8.2%減少した。経済情勢が複雑化しているアルゼンチンからの観光客数が、22.2%減と明らかに減ったことがその主な原因だ」と説明した。

一方で、「チリが戦略的な観光マーケットとして定める地域からの観光客数は7月に大きな増加を見せた。中でも特に中国の伸びが大きく、増加率は21.1%にもなった。このほか、英国(19%)、フランス(13%)、ドイツ(11.2%)、スペイン(9.6%)、米国(9.3%)、コロンビア(7.5%)、ブラジル(6.5%)、メキシコ(3%)と続いた」と伝えた。

記事によると、チリ観光局のモニカ・ザラケット次官は、「重点を置いているマーケットからの観光客が増えたというのは朗報だ。これは、われわれが実施している国際的なプロモーション戦略が成果を上げたということを意味している」とした上で、「観光業を発展させるためには、1つのマーケットへの依存度を減らすということが非常に重要になってくる。このほか、国内旅行を促進することも必要だ」と強調したという。(翻訳・編集/岩谷)

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