日韓がやり合えばやり合うほど米国は喜ぶ、その理由はこれだ―中国メディア

Record China    2019年9月2日(月) 20時30分

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8月31日、中国・中央テレビ系ニュースサイトの中視網は「日韓がやり合えばやり合うほど米国は喜ぶ。その理由はこれだ」と題した記事を掲載した。資料写真。

中国中央テレビ(CCTV)系ニュースサイトの中視網は8月31日、「日韓がやり合えばやり合うほど米国は喜ぶ。その理由はこれだ」と題した記事を掲載した。

記事は、「国際問題の専門家らは実際のところ、日韓関係が絶えず揺れ動いているのはもはや普通の状態だと捉えている。米国は何かしら象徴的な動きを見せざるを得なくなるだろうが、それには誰もあまり期待を寄せていない。なぜなら、日韓が一つになることは非常に難しいということを、米国は明確に分かっているからだ。日韓間の動揺はすでに常態化した。両国の間には歴史問題や領土問題、さらにはそれらが組み合わさって起きる貿易問題などが存在しており、無理に一緒にすることは困難だ。そのため米国は(日韓を)一つにまとめる努力をあきらめ、アプローチの視点を変えて重点をインド太平洋戦略に置くことにした。インド太平洋戦略に関して、米国は比較的達成しやすい日本とオーストラリアという2カ国の協力関係構築により意欲的だ。これは、北東アジア地域において日韓を結びつけ、東アジアの戦略拠点とすることに対する自信のなさの現れでもある」と指摘した。

また、軍事問題の専門家である杜文竜(ドゥ・ウェンロン)氏は、「米国は日韓対立を好ましく見ているはずだ」との認識を示し、「日韓の間に対立やいざこざが起きた場合、米国がおそらく最大の受益者となる。そのため、強く関与することはない」とした。

記事はさらに、「日韓関係の悪化に際し、米国は一体どのような状況で介入せざるを得なくなるだろう?」と問題提起。これについて杜氏は「仮に現在の日韓間に軍事面の摩擦があった場合、米国は銃を“手入れ”する素振りを見せても良いが、それを“暴発”させてはいけない。これは守るべきラインだ。しかし、目下繰り広げられているような、韓国が日本を殴り日本は韓国を殴るという状態においては、日韓がやり合えばやり合うほど米国は喜ぶ。なぜなら、両国によるいわゆる“戦略ゲーム”が前代未聞の状態にまで発展した時、米国への依存は高まり、両国共に米国に“正義の言葉”を発するよう求めるからだ。しかし、米国は決して安い出演料でその役目を引き受けることはせず、必ず条件を付ける。米国は戦略的に日本を縛り上げ、韓国にも同様に圧力を掛けるだろう。そうすることで、この2カ国における米国の狙いはいずれも実現されるのだ」と論じた。(翻訳・編集/岩谷)

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