未来の国家間の戦争はどこで起きるか―露メディア

Record China    2019年9月3日(火) 11時40分

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2日、参考消息は、今後起こり得る国家間の戦争で見られる、従来の戦争とは異なる三つの点を紹介する、ロシアメディアの報道を伝えた。

2019年9月2日、中国メディアの参考消息は、ロシアメディアの報道を基に、今後の国家間の戦争で見られる従来の戦争とは異なる三つの点を紹介した。

記事は、ロシア・スプートニクの8月28日付報道を引用。ロシアのシンクタンク、ヴァルダイ国際討論クラブが近ごろ発表した報告の中で、新技術の出現により今後15~20年の間に国家間での戦争に大きな変化が生じるとの認識を示したという。

まず一つ目は、先進的な人工知能技術に基づく無人航空システムが大きく発展するとし、今後10年で無人システムが戦場での敵軍装備の識別や具体的な脅威の列挙などといった役割を果たすようになるとした。だだし、「技術革命を実現できるのは、先進的な工業製品を安価かつ大量に生産できる力を持つ国に限られる」とした。

二つ目は、作戦行動空間の拡大。戦場は従来の陸・海・空からサイバー空間、宇宙、深海へと広がり、中でも宇宙については「戦争での戦術面で非常に大きな役割を発揮するようになり、いかなる軍事行動にも不可欠な要素になる」との見方を示している。

そして三つ目は、国同士の争いが単に軍隊の衝突だけにとどまらず、経済、金融、イデオロギー、文化、スポーツなど、人類や国家のあらゆる活動領域にまで浸透することになること。そして「軍隊間の戦争が社会間への対抗へと移行し、それぞれの社会が自ら設定する未来を賭けて戦うことになる」と伝えた。(翻訳・編集/川尻

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