米レアアース企業CEO、中国なしには生きていけない苦悩を語る―中国メディア

Record China    2019年8月31日(土) 20時20分

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30日、参考消息は、米国唯一のレアアース企業のCEOが台湾を訪れた際に「もし中国が貿易戦争でレアアースのカードを切ってきたら、世界にとって恐ろしいことだ」と語ったとする台湾メディアの報道を伝えた。資料写真。

2019年8月30日、参考消息は、米国唯一のレアアース企業のCEOが台湾を訪れた際に「もし中国が貿易戦争でレアアースのカードを切ってきたら、世界にとって恐ろしいことだ」と語ったとする台湾メディアの報道を伝えた。

記事は、台湾誌・今週刊の報道を引用。米レアアース企業MPマテリアルズのマイケル・ローゼンタールCEOが8月下旬にひっそりと台湾を訪れ、「台湾地域を含むアジアの業者がどのレアアース製品を必要としているかは分かっている」とし、台湾企業との提携を積極的に模索していることを明らかにするとともに「米国はレアアースのサプライチェーン再構築を積極的に進めている」と語ったことを紹介した。

同CEOはまた「現在、われわれの製品は『鉱石』だけで、それからレアアース元素を分離する方法を持っていない。9割以上のレアアースは中国大陸に送って加工してもらう必要がある」とし、米国のレアアース産業と中国本土との「微妙な関係」を告白。米国がレアアース鉱の採掘を再開したとしても、その大部分は中国本土の存在なしに商業用レアアース元素に変えることができないとの考えを示した。

記事によれば同誌は、8月初めにトランプ米大統領が中国に対して「残りのすべての対米輸出製品」に追加関税を課すと宣言したことについて「そのリストからは、レアアースなどの重要鉱物はこっそりと排除されていた。これは米中貿易戦争において、米国が露呈した最大の明らかな弱点だ」と評している。(翻訳・編集/川尻

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