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中国人民銀行は、2019年版第5版人民元を8月30日に正式発行することを明らかにした。新版人民元のデザインにはどのような注目ポイントがあるのだろうか?新紙幣にはどのような偽造防止ハイテクノロジーが駆使されているのだろうか?
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中国人民銀行は、2019年版第5版人民元を8月30日に正式発行することを明らかにした。新版人民元のデザインにはどのような注目ポイントがあるのだろうか?新紙幣にはどのような偽造防止ハイテクノロジーが駆使されているのだろうか?人民網が伝えた。
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このほど中国印鈔造幣総公司傘下の石家荘印鈔有限公司を取材し、新版人民元印刷の全工程をつぶさに目にしてきた。
2019年版人民元50元、20元、10元、1元紙幣には、偽造防止のために6項目のハイテク手段が講じられている。
(上から下、左から右に)特殊発光インキ印刷額面数字、特殊発光ホログラムセキュリティーライン、深凹版印刷、花模様のすかし、オフセット対称印刷図案、潜像パールインキ。
工程(1):オフセット印刷
オフセット印刷工程は主に紙幣両面の地模様の印刷を行う。鮮やかで精緻な地模様によって、特徴的な美しい色合いが表現されている。
工程(2):凹版印刷
凹版印刷は紙幣印刷生産体系の中核となる工程。凹版印刷で印刷される図案にははっきりとした立体感や凹凸感があり、偽造防止の性能が際立っている。毛主席の肖像や発行銀行名、国章、裏面の風景、年号など重要な図案には、凹版印刷が用いられている。
工程(3):スクリーン印刷と凸版印刷
スクリーン印刷は紙幣の表面の特殊発光インキ印刷額面数字の印刷を行う。この額面数字には重要な偽造防止機能が備わっている。凸版印刷では主に紙幣の記番号、無色蛍光図案印刷が行われる。記番号は紙幣1枚1枚に印刷される個別の識別記号。
工程(4):両面のコーティング
新たに採用された両面保護コーティングで、紙幣の汚れ防止機能が高まった。
工程(5):検品包装・箱詰め
最後の工程は印刷されたシートを規定の紙幣サイズに裁断し、品質規準に適った紙幣を百枚ずつに分けて帯封をし、1000枚単位でパッキングし、箱詰めする。(提供/人民網日本語版・編集/AK)
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