「私自身、『淘宝神人』の一人だ」。阿里巴巴（アリババ）のパートナーで、アリババグループ市場公関委員会の主席を務める王帥（ワン・シュアイ）氏はこのようにトーンを上げて話してから、小さな隕石をつぶし、それを磨って墨にして、字を書いたり、絵を描いたりする「神技」を披露した。そして、「これが私のひそかな自慢の一芸」と話した。銭江晩報が伝えた。

8月26日の「淘宝神人IP」発表会には、「神人」200人が出席していた。

恋愛カウンセラーの雷賓（レイ・ビン）さんは、たくさんの「淘宝神人」の中でも代表的な存在だ。雷さんはショッピングサイト・淘宝で、出会いや告白、別れた恋人の復縁、夫婦関係の修復などをサポートしている。この6年の間に、浙江省杭州に住む雷さんのおかげで、カップル8000組以上が誕生。最も忙しい時で、1日に恋愛に関する3000件の問い合わせに対応したという。

その他、鎧修復師、無形文化遺産の「金繕い」師、心理カウンセラーなどが、淘宝で大人気となっている。魏文鋒（ウェイ・ウェンフォン）さんは、各種商品を査定する動画を投稿して、半年でそのフォロワーが50万人以上に達した。また、95後（1995～99年生まれ）の女性・顔九（イエン・ジウ）さんは、口紅の査定を専門に行い、フォロワーが100万人に達した。

「神人」から、事業パートナー、マルチチャンネルネットワーク（MCN）機構などまで、淘宝上では、「神人生態」が急成長している。現在、淘宝に各種人気者、パーソナリティー、達人、オリジナリティーある業者などがどんどん集まり、各種革新的な商業形態も次々に生まれている。どんな人でも、不動産査定、メイクアップ、コーディネートなど、何かの一芸に秀でていれば、淘宝で何百万というフォロワーを呼び寄せ、「淘宝神人」になることができる。

今後、このような「神人」は増加の一途をたどることになるとみられている。淘宝プラットフォーム事業部の責任者・凱芙（カイ・フー）氏は、「今後3年、当社は5億元（約75億円）を投じて、『淘宝神人IP』を構築する。また、今後1年をめどに、さまざまな業界の『淘宝神人』1000人が個人IPを構築できるようサポートし、事業パートナー1万人を募集し、MCN機構50機構と緊密な提携関係を築いていく」と説明する。（提供/人民網日本語版・編集/KN）