中国人農民17人を拘束、使用禁止の化学薬品を使った容疑―ロシア

Record China    2013年7月6日(土) 17時10分

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5日、環球時報は記事「ロシアで中国人農民17人が拘束される、使用禁止の化学薬品を使った容疑」を掲載した。近年、ロシアで農業労働に従事する中国人は少なくないが、農薬の不正利用や移民法違反がたびたび問題化している。資料写真。

2013年7月5日、環球時報は記事「ロシアで中国人農民17人が拘束される、使用禁止の化学薬品を使った容疑」を掲載した。

ロシア・ノーボスチ通信によると、ロシア連邦安全総局サハリン分局は4日、「共青団員」という名の集団農場で中国人農民17人を逮捕したと発表した。使用が禁止されている殺虫剤、野菜の生育を早める化学薬品、遺伝子組み換え種子を使用した容疑だという。

発表によると、現場では300キロ以上もの化学薬品、農薬が押収された。その多くが中国から密輸されたものだという。一部はロシアでも認可されているが、農民は専門の研修を受けておらず、野菜の残留農薬は国家基準値の数倍という高さだった。また、20キロ以上もの遺伝子組み換え種子も押収されている。

当局は農場の責任者の責任を問い、1100万ルーブル(約3310万円)の罰金を科した。なお摘発された中国人17人のうち14人は移民法違反の容疑もあるという。

近年、ロシアでは中国人移民が農業に携わっているケースが少なくないが、農薬の違法使用や不法移民がたびたび摘発されている。中国人の農園で収穫された野菜や果物から重金属汚染が見つかった事例もある。こうした問題を受け、クラスノダール地方では2014年の中国人労働者受け入れ枠を取り消す予定だ。(翻訳・編集/KT)

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