信頼を失った北朝鮮、中国の朝鮮族ビジネスマンは韓国を選んだ―インド紙

Record China    2013年7月7日(日) 7時30分

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4日、インド紙ファースト・ポストは記事「中国の朝鮮族、悩みのタネの北朝鮮を捨てメリットのある韓国を選ぶ」を掲載した。リスクが高く面倒な北朝鮮との取引を敬遠する傾向が広がっているという。資料写真。

2013年7月4日、インド紙ファースト・ポストは記事「中国の朝鮮族、悩みのタネの北朝鮮を捨てメリットのある韓国を選ぶ」を掲載した。5日、環球時報が伝えた。

金栄国(音訳)氏は中国のある朝鮮族企業家連合会の責任者。昨年、北朝鮮訪問団が中国を訪問した際、北朝鮮に投資するよう要請されたが拒否したという。今、彼らの目はより魅力ある市場、韓国に向かっている。

中国には約200万人の朝鮮族が住んでいる。彼らにとって北朝鮮は主要な投資先、貿易相手だった。しかしその状況は変わりつつある。中朝貿易はわずか60億ドル(約6020億円)、一方、中韓貿易は2012年に2150億ドル(約2兆1600億円)に達した。韓国・全南大学の李章燮氏は「朝鮮族にとって北朝鮮は負担になっている」と断言した。

金栄国氏の経歴は変化を代表するものかもしれない。1990年まで金氏の会社は北朝鮮に穀物、飼料、ミシンを運び、代わりにナイロン製品を持ち帰る貿易を仕事としていた。しかし中国政府が現金での決済を義務づけて破綻した。今では韓国企業の宣伝、韓国のショーの公演を手掛けている。息子2人は韓国の大学に通っている。「韓国の大企業は私たちによくしてくれる。友人は幹部にまで出世しました」と金氏は話す。

1990年代、朝鮮族企業家はたびたび北朝鮮の官僚と話し合いの場を持っていた。だが今では北朝鮮に関わって面倒事を引き受けたくないと考えているようだ。「大都市では仲間同士で北朝鮮とのビジネスを広げすぎるなと仲間同士で忠告し合っています」と金氏は明かした。(翻訳・編集/KT)

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