ドーピング検査妨害疑惑の孫楊、騒動に言及=「検査員は3人とも中国人だった」「幸いなことに…」

Record China    2019年8月28日(水) 10時50分

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ドーピング検査を妨害した疑いが持たれている中国競泳チームのキャプテン・孫楊が27日、中国版ツイッター・微博を更新し、騒動に言及した。写真は孫楊。

ドーピング検査を妨害した疑いが持たれている中国競泳チームのキャプテン・孫楊(スン・ヤン)が27日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)を更新し、騒動に言及した。

発端は今年、豪メディアが国際水泳連盟(FINA)の報告書をリークしたこと。そこには、2018年9月のドーピング検査で孫が検査員の資格に疑問を抱き、警備員と共に採取した血液サンプルをハンマーで破壊するなどして妨害したことが記されていたという。しかし、FINAは処分を下さず、孫は7月の世界水泳(韓国光州)に出場。アンチ・ドーピング機構(WADA)は、損を不問としたFINAの判断は不当だとしてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に申し立てを行い、10月に聴聞会が開かれる予定となっている。

孫は27日の投稿で、次のようにつづった。

「プロのアスリートになって21年。この愛する事業のために私はすべてを捧げてきた。けがや病気とも闘ってきた。私はこれまで数百回のドーピング検査を受け、毎回WADAの規定を厳しく守り、積極的に検査員に協力してきた。昨年のあの検査で、私は3人の中国の検査員の資質に疑問を抱き、すぐに監督に連絡した。当時の行動はいずれも、監督、チームドクター、浙江省のアンチ・ドーピングセンターの責任者の指導と決定の下に行われた。しかし、世論は一貫して事実をねじ曲げてきた。私の練習や生活は大きな困難を受け、すでに受け入れられる範囲をはるかに超えている。だが、私は言いたいことがあっても言えず、真相を公にすることはできない。幸いなことに、監視カメラがすべてを記録している。もしこれがなければ、いわれのないそしりには弁明し切れない。検査員はいずれも同胞(中国人)で、コミュニケーションの中で誤解があったということはない。すべてははっきりしている!」

孫の投稿には、半日で17万以上の“いいね”がつき、2万5000以上のコメントが寄せられている。孫を支持する声が圧倒的に多く、「私たちは信じています」「何があっても応援する」「(孫への)中傷は許さない」といった声や、「3人のうち2人は資格証を持っていなかったそうじゃないか」「孫はその場にいた指導者の指示に従っただけ。サンプルも破壊していない」などと訴える声が上がった。(翻訳・編集/北田

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