時速500キロの「スーパー高速鉄道」、来年にも設計案―中国メディア

Record China    2019年10月31日(木) 7時20分

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30日、中国メディアの澎湃新聞は、時速500キロの「スーパー高速鉄道」の設計案が来年にも出される見込みだと伝えた。写真は中国の高速鉄道。

2019年10月30日、中国メディアの澎湃新聞は、時速500キロの「スーパー高速鉄道」の設計案が来年にも出される見込みだと伝えた。

記事は、23日に湖南省株洲市で行われた「世界をつなぎ、未来を動かす」エコ動力装備国際トップフォーラムで、スペインのZeleros Hyperloopの共同創業者であるファン・ビセン氏がスーパー高速鉄道について言及したことを紹介。同氏は「交通は世界の二酸化炭素が排出される主要な場所である。我々はもっとエコな交通が必要であり、輸送ニーズが高まっている中で、スーパー高速鉄道は良い選択だ」と語った。

同氏のチームはこれまで3年間「スーパー高速鉄道」のサブシステムの最適化を行っており、来年に設計案を出すことを予定している。今後は世界の各都市から実車でのテスト地を選ぶ予定で、中国の都市も有力な候補地に挙がっているという。同氏はまた、「スーパー高速鉄道は早急に規格化する必要があり、より多くの国際協力と共同研究によるスーパー高速鉄道の規格化に期待したい」と語っているという。

記事は「近年、スーパー高速鉄道がホットな話題となっている」と指摘。「磁気浮上式と低真空を合わせたこの交通方式は、超高速、安全、低エネルギー、低騒音、低汚染などの特徴がある。同氏は、先進的な交通システムであるスーパー高速鉄道は、高速鉄道の上限を突き破ることができ、現在のところの理想速度は時速500キロ~1000キロの範囲と考えているようだ」と伝えた。また、「スーパー高速鉄道の複雑さは主に車両製造であって基礎設備ではないため、運営コストと建設コストを抑えることができる」とも伝えている。(翻訳・編集/山中)

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