香港の騒ぎはどう終わるか

人民網日本語版    2019年8月21日(水) 21時40分

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香港の騒ぎはすでに2カ月余り続き、われわれは多くの報道を目にしてきた。この騒ぎをどう見るか?どう評価し、どう予測するか。

香港の騒ぎはすでに2カ月余り続き、われわれは多くの報道を目にしてきた。この騒ぎをどう見るか?どう評価し、どう予測するか。最近人民日報海外版のニューメディア「侠客島」はシンガポール国立大学の鄭永年教授と対談を行った。人民日報海外版が伝えた。

【侠客島】今回外部勢力が香港で演じている役割をどう判断するか?

【鄭永年】香港はこれほど国際化が進んでいるうえに歴史的原因もあり、外国勢力は当然広範に存在する。外国勢力は間違いなく香港の発展に干渉しようとする。これはシンガポールとも比較できる。シンガポールも国際化しているが、外国勢力の活動はシンガポールの法律を遵守する必要がある。

香港の問題はまさにここにある。国際勢力は香港で責任を負う必要がないだけでなく、香港の法律の規制を受けない。反対に香港の司法を左右し、香港の司法に影響を与えることができる。

そして、一般的に社会運動の参加者、発起人に最もよく見られるのは、自らの行為を道徳的として、いかなる司法や制度も凌駕するものとすることだ。自分たちの保護を要求する時には、司法が重要だと言う。法律を破壊する必要がある時には、司法は重要でないとする。

【侠客島】「すでに香港は中米貿易戦争の駆引きの駒になった」との声をどう見るか?

【鄭永年】恐れることではない。

第1に、中国が妥協することはあり得ない。中国が経済や貿易のために自らの主権上の利益を損なうことはあり得ず、妥協することはあり得ないし、妥協するわけにもいかない。

第2に、経済貿易センター、金融センターとしての香港は中国と西側の利益にかなう。英米を含む西側諸国が香港の利益を放棄するだろうか?そんなことはない。香港の安定は皆にとってメリットがある。中国中央政府は依然「一国二制度」を維持しようとしており、非常に自制的だ。だがもし西側が香港で中国の主権と安全に挑戦しようとするのなら、不可能だ。もし西側が聡明ならば、やはり得失を計算してみるだろう。

第3に、中国自体がすでに最大の市場となっており、香港の問題を消化する能力がある。

【侠客島】この騒ぎはどう終わると判断するか?

【鄭永年】全体的に言って、こうした人々に見込みはない。実際には香港には多くの制約があり、大半の人も香港と大陸部が切り離せないことを知っている。だが少数の過激な人は国際化の便宜を利用している。

こうした過激分子は大したことはできない。香港の安定が中国の利益だが、中国の利益全体にとって香港は余り大きな影響がない。だが香港人にとって、これは切実な利益だ。

どんな社会運動にも盛り上がりと冷え込みがある。私個人としては、香港の騒ぎ自体が沈静化へ向かうと思う。

従って、真に香港を大切にする人たちに自分たちの利益を保護するよう働きかける必要がある。こうした過激分子が自分たちの利益を破壊するのをなすすべもなく見ているのではなくだ。(編集NA)

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