朴槿恵大統領の中国語と朝鮮半島の“脱漢字化”=「歴史は切っても切れない」―香港メディア

Record China    2013年7月1日(月) 16時0分

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6月30日、中国人女性ジャーナリスト・閭丘露薇は香港フェニックステレビのニュース番組に出演、「韓国が文字を変えようともその歴史は中国とは切っても切れない」と発言した。写真は6月30日、西安市の兵馬俑を訪問した朴槿恵大統領。

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2013年6月30日、中国人女性ジャーナリスト・閭丘露薇(ルーチュー・ルーウェイ)は香港フェニックステレビのニュース番組に出演、「韓国が文字を変えようともその歴史は中国とは切っても切れない」と発言した。

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世代的に見ても、また家柄から見ても朴槿恵大統領は小学校、中学校で間違いなく漢字教育を受けていたでしょう。朝鮮半島の「脱漢字化」はかなり長い時間をかけて進められてきたものです。2005年、ソウルの中国語表記は私たちのなじみがある「漢城」から「首爾」に変わりました。ですがそれよりもずっと前、1446年の訓民正音の公布から韓国の脱漢字化は始まっているのです。

二次大戦後、脱漢字化はさらに徹底されました。脱中国化が主要な目的だったのではなく、識字率の向上が目的でした。日本の植民地統治が終わった時点で、非識字率は78%と高かったので、難しい漢字ではなくハングルを普及させたのです。ただどのように文字を変えたとしても、その歴史は中国とは切っても切れない関係にあります。韓国の国家博物館を参観すると、面白い事実に気づくでしょう。韓国人が読めない彼らの歴史史料を私たち中国人は読めるのです。

ただ近年、とりわけ今年に入ってから気になる動きが出ています。学校での漢字教育の促進を禁止すべきだと提案されているのです。韓国では中国語習得者に大きなニーズがあるにもかかわらずです。現在、韓国企業の多くが1000文字程度の基本的な漢字の読み書きができることを雇用の条件としています。

中国語を学んだ朴槿恵大統領がその能力を披露されましたが、これは韓国社会にもう一度考える機会を与えるものでしょう。教育において中国語をどのように役割とするべきか?単なる外国語とみなすのか、それとも韓国語の補助的な言語とみなすのか?考えるべきです。(翻訳・編集/KT)

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