中国が韓国との関係改善に注力する理由とは―中国

Record China    2013年7月1日(月) 6時50分

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29日、華夏時報は、中国と韓国が接近しつつあるという米・元外交官クリストファー・ヒル氏のコラムを掲載した。資料写真。

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2013年6月29日、華夏時報は、中国と韓国が接近しつつあるという米・元外交官クリストファー・ヒル氏のコラムを掲載した。

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米、中、露、韓、日および北朝鮮が核問題について協議する国際会議「6カ国協議」は、断続的ながらも多面的外交の実例として取り上げられている。特に中国にとって、この6カ国協議は一貫して隣国を理解する機会となっており、中米関係に有益なのは疑いの余地がない。しかし、これまで核問題により強化された最も重要な二国関係は中韓かもしれない。これは6月末に韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が北京を訪れ習近平主席と会談したことによく表れている。

もし中国が対北朝鮮戦略の政策転換をするならば、韓国という新たな支点が必要となる。つまるところ、中国は隣接する朝鮮半島国家と持続可能な関係を築いていかなければならない。この数十年、中韓関係はますます緊密になってきている。現在、中韓貿易は中朝貿易をはるかに上回っているものの、中朝関係が密接であるがゆえに、中国指導者はこれまで韓国の民主主義政権との関係改善に熱心ではなかった。

しかし状況は変わった。韓国のソフトパワー台頭である。朴大統領の今回の訪問は、直ちに新しい協議成立やその他外交の突破口にはならないかもしれないが、北朝鮮が現在の強硬路線を堅持していけば、中国は訪問してくれた女性大統領の方をさらに気に入り、韓国側に傾いてくるだろう。(翻訳・編集/中原)

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