中国がレアアース採掘審査を厳格化、貿易戦争が念頭に?―独メディア

Record China    2019年8月21日(水) 6時20分

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15日、独ドイチェ・ヴェレ中国語版サイトは「中国がレアアース採掘に対し審査を厳格化、貿易戦争が念頭にある?」と題した記事を掲載した。資料写真。

独ドイチェ・ヴェレ(DW)中国語版サイトは15日、「中国がレアアースを貿易戦争の切り札として利用するか否かに注目が集まる中、ある国有採掘会社が政府から通報を受け批判された。今後、採掘は停止されるだろうか?」という見出しで伝えた。

記事は、中国・新華社の報道を基に、「中国共産党の中央生態環境保護監査委員会は14日、五鉱希土集団有限公司が有するレアアース工場・江西贛県紅金は環境汚染や恣意的な改変を続ける姿勢に改善が見られず、多くの環境違反を起こしているとして通報した」と伝えた。五鉱希土集団有限公司は鉱業グループ大手の中国五鉱集団の傘下にあり、中国五鉱集団は政府がレアアース生産を許可している全6社の中に含まれる。

記事によると、江西贛県紅金は4台の抽出プラントなどについて設備上の問題が確認されており、遅くても昨年には問題が明確に提示されていた。しかし、同社は終始消極的な態度を取り、実質的な改善措置を採ってこなかったという。

記事は、「全世界のレアアース市場において中国は90%のシェアを担っている。レアアースはその17元素が新エネルギー、ハイテク技術などの製造に不可欠な材料となっており、その重要性から『戦略金属』とも呼ばれている」と紹介。「しかし、中国はこれまでに、レアアース採掘のために年間2000万トンの廃棄物を出して水源や農地を汚染しており、その状況は江西省や内モンゴル自治区で最も深刻だと明らかにしてきた。レアアース産業を健全化し、その採掘が環境保護の条件を満たすよう、中国は10年前にレアアースの無秩序な生産に対して取り締まりを始めた」と説明した。

さらに、「世界貿易機関(WTO)は、環境保護を目的に輸出と生産を制限することを認めている。中国は以前にも環境が破壊されるという理由でレアアース産業の改変を行った。それによりレアアースの生産量と輸出量が減少し、小規模な民間企業数百社が閉鎖した。しかし、大企業による汚染は依然として深刻だったため、(今回)中国は『市場を独占して利益を得るには合理性がなければいけない』『中国が環境破壊のしわ寄せを受けるとこは決してない』という合図を発した」と指摘した。(翻訳・編集/岩谷)

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