中国人妊婦4人、米国への入国拒否される、当局は「妊娠が原因ではない」と否定―米華字紙

Record China    2013年6月28日(金) 7時20分

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26日、米華字紙はこのほど、「米政府が妊娠5カ月以上の外国人女性の入国を禁止した」と報じたが、米国土安全保障省は「その事実はない」とこれを否定した。写真はシアトルで出産する中国人妊婦を扱った中国映画。

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2013年6月26日、米華字紙はこのほど、「米政府が妊娠5カ月以上の外国人女性の入国を禁止した」と報じたが、米国土安全保障省税関・国境警備局(CBP)の報道官は「その事実はない」とこれを否定した。新聞晨報が伝えた。

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21日付の米華字紙・世界日報は、19日早朝(現地時間)に米シアトル空港の入国審査場で、4人の中国人妊婦が妊娠の事実を隠していたとの理由で入国を拒否されたと伝えた。4人は中国・北京発の旅客機でシアトルに到着。その後、ロサンゼルス行きの便に乗り換える予定だった。4人は当日夜の北京行きの便で帰国したという。

同紙は「米国での出産が目的だと考えられる場合、外国人妊婦の入国を拒否する権利がある」とのシアトルCBPのコメントを紹介。さらに中国の北京空港では、米国から送還された中国人妊婦の姿が毎日のように目撃されていると報じた。19日に入国を拒否された4人の中国人妊婦によると、対応した中国系職員が「最近の内部通知により、妊娠5カ月以上の大きなお腹をしている妊婦の入国は難しくなった」と説明したという。

こうした報道に対し、CBPのジェレミー・クルス報道官は24日、「外国人妊婦の入国を禁ずる特別な法律や規定は存在しない」とこれを否定。ただし、外国人妊婦の入国を認めるか否かの自由裁量権はCBP職員にあることを強調した。入国を拒否された外国人妊婦については「入国の目的や滞在費用の保障、滞在場所などに関する係官の質問に答えられなかった可能性が高い」と説明した。

ここ数年、米国籍の取得を目的に米国で出産する中国人富裕層が急増。米国内で大きな社会問題になっている。中国人妊婦の米本土入国が非常に厳しくなっていることから、最近では入国審査がそれほど厳しくなく、旅行費用も安い北マリアナ諸島のサイパンで出産する中国人や韓国人の妊婦が増えているという。(翻訳・編集/本郷)

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