専門家「明らかなカラー革命の特徴」とは何か(一)

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国務院港澳(香港・マカオ)事務弁公室と中央政府駐香港連絡弁公室はこのほど深センで香港情勢について座談会を開いた。

国務院港澳(香港・マカオ)事務弁公室と中央政府駐香港連絡弁公室はこのほど深センで香港情勢について座談会を開いた。国務院港澳事務弁公室の張暁明主任は「最近の香港でのデモ行進と暴力活動におけるいくつかの行為は、すでに『一国二制度』原則の譲れぬ一線への重大な挑戦となっている。少なからぬ香港人が言うように、条例改正事件はすでに変質し、明らかな『カラー革命』の特徴を帯びている」と述べた。

「カラー革命」の背後にはどのような深い意味があるのか?その手法は何か?元中央党校党委員会委員兼一級教授の韓慶祥氏が人民網「強国論壇」で解説した。

■「カラー革命」の成因は?

【韓氏】「カラー革命」とは、20世紀末以降、中央アジア、ソ連、東欧諸国で起きた、イデオロギーと非暴力による政権交代運動を指す。米国は「カラー革命」の主たる鼓吹者にして発動者だ。その土台として以下が挙げられる。

(1)経済分野。短期間にその地域の経済発展が低迷し、かつ多くの問題が当分解決できない場合、「カラー革命」が起きる経済的土壌となる。

(2)政治分野。政権党内の腐敗が比較的深刻な場合、民衆は政権党を支持しなくなる。これは「カラー革命」が起きる政治的誘因となる。

(3)文化的多元性は思想の分化を招きうる。正しい基本的価値観による誘導がない場合、多元的な価値観は思想の分裂をもたらし、価値と思想上の混乱を招く。これは「カラー革命」実現の文化的土台となる。

(4)民衆感情は社会のバロメーターだ。社会ガバナンスが追いつかず、民生の問題が効果的に解決されず、公共財の供給が不足している場合、民衆の不満を招く。民衆感情の問題が深刻で、共通認識や結束力の形成が難しい場合、西側勢力に民衆感情を利用し、ポピュリズムで民衆感情を煽動する隙を与える。これは「カラー革命」実現の世論の土台となる。

われわれが特に注意すべきは、一部の西側敵対勢力はいつもいわゆる「民主、人権、平等」といった「美しい仮面」をかぶり、歴史の検証、実践の検証に耐えられない様々な「馬鹿げた口実」を利用して、非合理的、非道義的な卑劣な手段と行為によって、他の国や地域を混乱させることだ。これは、こうした西側敵対国家の「本性」だ。

■「カラー革命」発動の手段は?

【韓氏】まず、「カラー革命」の対象を見つける必要がある。「カラー革命」の主体は2種類いる。1つは学生、もう1つは社会の底辺で不満を抱いている人々だ。例えば現在の香港では、学生や社会の底辺の民衆の一部を利用して計画を実行している。

次に、突発的出来事を利用して理由を仕立て上げ、世論を形成する。つまり「カラー革命」実行の口実だ。例えば「民主、自由、人権」を勝ち取る旗を掲げるなどだ。そのいずれにも欺く性質がある。

第3に、「カラー革命」の主体に訓練を行う必要がある。理念、思想、方式、手段、技術、組織の各面で訓練養成を行う。例えば現在香港で起きている暴乱も、米国や台湾などの関係組織・人員がデモに参加する大学生や人々に訓練養成を行っている。

第4に、「カラー革命」の実行には、いずれも周到な組織がある。

最後に、揺るぎなく背後で画策し、支持する者がいる。例えば米国などだ。(編集NA)

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