米中の宇宙開発競争、「神舟10号」の成功で月よりも火星が焦点に―海外華字紙

Record China    2013年6月26日(水) 18時43分

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21日、フランスの華字紙・欧州時報は、有人宇宙船「神舟10号」の打ち上げ成功によって中国は宇宙開発の第1ステップを終え、今後は米国との宇宙開発競争の舞台を火星に移すだろうと報じた。写真は天宮1号と神舟10号から見た宇宙空間。

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2013年6月21日、フランスの華字紙・欧州時報は、有人宇宙船「神舟10号」の打ち上げ成功によって中国は宇宙開発の第1ステップを終え、今後は米国との宇宙開発競争の舞台を火星に移すだろうと報じた。25日付で環球網が伝えた。

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中国は「神舟10号」の打ち上げ成功によって、これまでに合計10人の飛行士を宇宙空間に送り込んだことになる。これによって、国際社会に対し、中国が十分な宇宙開発能力を持っていることを示すことに成功した。中国の宇宙開発はこれまで、宇宙ステーションと宇宙船の技術開発を目標としていた。神舟10号と2011年9月に打ち上げた宇宙実験機「天空1号」とのドッキングも、その目標に含まれる主要任務の1つである。

これに続いて2015年以降は、宇宙ステーションでの人類の長期滞在と宇宙ステーションへの燃料・人員供給、設備の更新などを目指す「第2ステップ」に入ることになり、2015年までに宇宙実験機「天空2号」を打ち上げる予定になっている。

一方、米国との宇宙開発競争では、中国はさまざまな面で後れをとっているだけでなく、予算面でも中国の年間約40億ドルに対し、米国はその約9倍を投入しており、両者の差はかなり大きい。1969年に米国が人類初の月面着陸に成功してからすでに40年以上。たとえ中国が今さら月面着陸に成功したとしても、政治的にも、プロパガンダ的にも大きな意味は持ち得ない。

よって、中国はその成功の舞台を火星探索プロジェクトに移す必要が出てくる。国際社会に対し、十分にその能力を備えていることをアピールするのだ。これによって、宇宙開発で大きく先を行く米国やロシアに対し、今後は中国もその一角を占めることを証明することになるだろう。(翻訳・編集/HA)

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