戦略対話再開、中日は互いを必要としている

人民網日本語版    2019年8月15日(木) 10時50分

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楽玉成外交副部長(外務次官)は日本の秋葉剛男外務次官と先日日本で新たな中日戦略対話を行った。

楽玉成外交副部長(外務次官)は日本の秋葉剛男外務次官と先日日本で新たな中日戦略対話を行った。双方は大阪での中日首脳会談における重要な共通認識を積極的に実行に移し、新しい時代の要請にふさわしい中日関係の構築に努力することを改めて確認した。光明日報が伝えた。

楽氏は「現在世界は重要な発展のチャンスを迎える一方で、不確定性と不安定性が依然際立っている。世界第2、第3の経済大国である中日両国は、さらに協力を強化し、試練に共同対処する必要がある。中日国交正常化後の40年余りの歩みは、中日は協力すれば双方の利益となり、対立するのは双方の利益にならないことを示している。中日は互いに張り合うべきではなく、互いに明るく照らし、共に光と熱を発して、混迷する世界にさらに多くの安定性とプラスのエネルギーを与える必要がある」と述べた。

現在、中日両国の経済貿易協力は拡大し続け、利益の融合は日増しに深まり、人的・文化的交流はさらに活発になり、両国関係は重要な発展のチャンスを迎えている。双方が共に両国首脳の共通認識を積極的に実行に移し、相互信頼を増進し、協力を促進し、溝を管理・コントロールし、リスクを防止しさえすれば、両国関係は新たな段階へと上り続ける。

中日は共に新たな発展段階に入り、それぞれ新たな試練とチャンスを迎えている。だが双方の経済貿易面の相互補完性は依然高く、新たなビジネスチャンスが次々に現れており、中日の経済貿易協力は伝統的製造業からインターネット、金融サービス、医療・介護など新産業、新分野へと拡大しつつある。協力の潜在力を十分に掘り起こし、互恵・ウィンウィンを拡大することは、中日ビジネス界の一致した訴えだ。また、人的・文化的交流を拡大し、若い世代を中心に両国民の相互理解を増進することで、新しい時代の要請にふさわしい中日関係の構築に新たな活力が加わることは間違いない。最近、中日間の人的・文化的交流は日増しに豊かになり、相次いで盛り上がりを見せ、両国民の距離を近づけ続けている。今年は「中日青少年交流推進年」であり、双方は修学旅行など多様な形式の相互訪問交流を実施している。今後5年間に双方は青少年3万人の交流・相互訪問を実現する方針だ。これは新しい時代の中日関係を支える良い民意の基礎を築くものとなる。

現在世界では一国主義と保護主義が台頭し、不確定性と不安定性が増している。過去百年間なかった世界情勢の大変動を前に、中日はさらに協力を強化し、試練に共同対処し、世界にさらに多くの安定性とプラスのエネルギーを与える必要がある。ある日本の学者は、アジアの大国である中日が様々な地域問題について意見交換できることは、アジアの安定にとって大変重要だと指摘した。最近、アジア地域では不安定化要因が頻繁に顕在化している。これは中日の直接的利益に関わる。地域の安全と安定の観点から、中日双方は率直な意見交換を必要としている。

新しい時代に入り、中日関係の発展は新たな歴史的チャンスを迎えているが、複雑で敏感な要素も依然としていくつか抱えている。双方は摩擦や溝を建設的にしっかりと管理・コントロールし、外交・安全保障分野の対話を強化するべきだ。日本側は引き続き歴史など重大な原則問題を適切に扱い、政治的相互信頼を揺るぎないものにして、新しい時代の要請にふさわしい中日関係を構築するために妨害を排除するべきだ。(編集NA)

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