中国人学生の留学先、韓国の語学学校と学士課程に減少傾向―中国メディア

Record China    2019年8月17日(土) 16時20分

拡大

14日、中国メディア・新華網は近年の中国人学生の留学先の傾向について伝えた。資料写真。

2019年8月14日、中国メディア・新華網は中国で海外留学をサポートする仲介業者・啓徳教育グループが公開したアジアの名門大学の入学者数データを基に、近年の中国人学生の留学先の傾向について伝えた。

記事はまず、これまでのデータに基づき、「2018年にシンガポールへ留学した中国人学生の割合は前年比で7%増加した。シンガポールは、2校の国公立大学が世界大学ランキング2020で11位に同率ランクインするなど、大学の知名度が高く中国人学生に人気がある。18年度の予想データによると、シンガポールの公立大学の修士課程で人気が集中している主要な領域にはビジネス、コンピューター、経済学、人文科学などがある」と紹介した。

続いて、「19年度の韓国の大学への出願も基本的に終了し、多くの学生がソウル大学、高麗大学、延世大学、漢陽大学、成均館大学、中央大学、弘益大学といった名門大学への入学オファーを手に入れた。18年と比べ、語学学校に申請した人の割合が4%減ったほか、学士課程への出願も5%減少した。一方で修士課程への出願者数は10%増加した」と紹介。「学位レベルの出願者数に変化が生じた原因には、国際情勢の影響がある。外国語の基盤がない若い学生が韓国へ赴くケースが相対的に減少した」と指摘したほか、「ビジネスや芸術といった専攻が依然として韓国へ留学する学生には人気となっている」と伝えた。

記事はさらに、「世界で最も早く超高齢化社会に突入した日本では若い人材へのニーズが非常に大きく、ここ数年は学生が日本で留学したり働いたりするのに適した時期となっている」と指摘。記事によると、啓徳教育グループから日本の国公立大学の研究生に申請した留学生の通過率は90%以上を保っているが、その難易度は年々上がっているという。記事はさらに、「(日本への)入学者の割合から見ると、ビジネスと人文科学の専攻が占める割合が合わせて77%と最も多い」と紹介した。(翻訳・編集/岩谷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携