道路冠水でバス立ち往生、運転手が「濡れたくない」とレスキュー隊員に肩車?―四川省自貢市

Record China    2013年6月26日(水) 20時40分

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22日、中国・四川省自貢市を襲った集中豪雨で冠水した道路に路線バスが立ち往生。乗客は全員自力で脱出したが、なぜか運転手はレスキュー隊員に肩車されて救出された。

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2013年6月22日、中国・四川省自貢市を襲った集中豪雨で冠水した道路に路線バスが立ち往生。乗客は自力で脱出したが、なぜか運転手はレスキュー隊員に肩車されて救出された。この救出劇の写真がネット上に公開されたため、方々から集中豪雨よりも激しい非難を浴びているという。25日付で華西都市報(電子版)が伝えた。

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22日早朝に発生した集中豪雨で、自貢市内は至る所で冠水の被害に遭った。そんな中、ある路線バスが市内某所で深さ1m以上の水に浸かり、孤立してしまった。車内には運転手1人と乗客6人が取り残されたため、消防チームが救出に向かうことに。女性3人を含む乗客たちはレスキュー隊員と一緒に安全ロープを伝って自力で歩いて避難したが、最後に残った運転手は車外に出るのをかたくなに拒んだという。

今年23歳の張(チャン)隊員は運転手に外へ出るよう呼びかけたが、返事をしない。そこで「もし水に濡れるのが嫌だったら私が背負いますよ」と話しかけると、運転手は張隊員の首に両足をかけたため、自然と肩車をする形になったという。身長167cm、体重65kgの張隊員に対して、この運転手は身長約170cm、体重は75kgほどはあると思われる。腰まで水に浸かった張隊員が、自分より一回り大きい体格の運転手を肩車して歩くのは大変なことに違いない。この救出劇を見守っていた市民が思わず「自分で歩け!」と運転手に怒鳴る場面も見られた。

この一部始終をとらえた写真がネット上に公開されると、「なぜ自分で歩かない」と運転手に対する非難の声が殺到。この運転手が所属するバス会社は「水に濡れたくなかったから消防隊員に肩車をさせた」という報道を否定したうえで、「無謀な運転により、乗客の安全と会社の財産を危険にさらした」という理由で、運転手に停職2日間の処分を下したという。(翻訳・編集/本郷)

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