上海ディズニーランドを訴えた大学生、750円勝ち取る=中国ネットは称賛

Record China    2019年9月13日(金) 19時50分

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12日、上海浦東新区法院は中国版ツイッター・微博上で、飲食物の持ち込みをめぐって大学生が上海ディズニーランドを相手取って起こした訴訟において和解が成立したことを発表した。写真は上海ディズニーランド。

2019年9月12日、上海浦東新区法院は中国版ツイッター・微博上で、飲食物の持ち込みをめぐって大学生が上海ディズニーランドを相手取って起こした訴訟において和解が成立したことを発表した。

同法院によると、原告の大学生は今年1月30日、上海ディズニーランドに入園しようとした際に携帯していた食品を保安検査で廃棄させられた。係員の措置は同パークの規則に沿ったものだったが、これを不服とした大学生は3月15日、同パークの規則無効と廃棄させられた食品の損失額46.3元(約710円)を求める訴えを同法院に起こした。

4月から始まった審理では再三にわたり双方の和解に向けた交渉が行われ、9月12日に同パークが大学生に50元(約760円)を支払うことで和解が成立した。また、審理期間中に同パークは一部の特殊な食品を除き「本人が飲食するための食品、飲料」の持ち込みを認める規定変更を行ったという。

テーマパークへの食品持ち込みをめぐる今回の訴訟は中国社会で大きな注目を集め、メディアもしばしば取り上げた。事実上原告の勝訴と言える和解が成立したことについて、中国のネットユーザーは「こういう訴えを起こしてくれた人に感謝」「自分の権利を主張するべく立ち上がって声を上げるというのはいいことだ」「ディズニーに勝ったのはすごい」「これで食べ物を持って入れるようになった」など、感謝や称賛のコメントを寄せている。また、「レストランの酒持ち込み禁止についても、誰か訴えを起こしてくれないか」という声も見られた。

一方で「原告を持ち上げ過ぎでは。飲食物持ち込みを自由にできるほど市民のモラルは高くないと思う」「食品持ち込みを認めた後のパーク内の衛生状況が怖い」「これで上海ディズニーは、(持ち込んだ食品のごみが散乱する)世界で最も汚いディズニーになった」という懐疑的な意見も散見される。(翻訳・編集/川尻

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