独身男女の7割が恋愛に消極的、低所得者は「困窮」により恋愛できず―中国

Record China    2013年6月28日(金) 15時40分

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24日、中国の独身男女の7割が恋愛に消極的であることが分かった。写真は上海で行われたお見合いパーティー。

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2013年6月24日、工人日報によると、中国最大のオンライン恋愛・結婚ウェブサイト「世紀佳縁」は18日、設立10周年を記念して行った「『愛の障害』を突破し、孤独から抜け出す」というテーマの大規模な恋愛観調査の報告書を発表した。同報告によると、「ふさわしい人の出現を待っている」「苦境に陥っている」「仕事が忙しすぎる」といった理由が独身者の恋愛を妨げる三つの大きな原因となっており、独身男女の7割以上が「恋愛にかけるエネルギーがない」としている。独身男性の孤独感の指数は独身女性を大きく上回っていることも明らかになった。

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今回の調査は、インターネットのオンラインによる定量研究の方式で行われた。調査時期は今年3月15日から29日までで合計8万3656人が回答した。その中で厳密にチェックを行い、独身者の有効なサンプル6万7467人分に絞り込んだ。

同調査によると、独身男性の孤独感指数(独身者グループの直近の孤独感の発生割合や時間の長さ、頻度に基づき総合的に算出したデータ)は78.0に達し、独身女性の68.9を大きく上回っている。そのうち内モンゴル自治区、山西省、黒竜江省の男性の孤独感指数が最高となっている。

また、女性の83%が恋愛や結婚のチャンスを待ち望んでいるものの、男性のうち積極的にパートナーを探そうとしているのは53%にとどまり、恋愛で男性が果たす役割が徐々に変化していることが明らかになった。

半数以上の男性が月収2000元(約3万2000円)以下と答え、「困窮」により恋愛できないとしている。

低学歴のグループも恋愛には消極的で、高学歴のグループは逆に恋愛の時間がないことも明らかになった。高学歴の独身男女は「忙しさ」を理由にあげ、月収2万元(約32万円)以上の独身男女は一般に、他人の見方は気にせず、独身でも恥ずかしくないと答えている。回答した高学歴の独身男女はいずれも、愛情を求める気持ちは忙しい仕事で消耗されていると答えている。

年齢や学歴といった客観的な要素に対して、父母や友人などからの主観的な要素の方が影響は大きい。回答した男性の47%と女性の49%が「父母の意見をとても気にする」と答えている。

父母からの圧力の他にも、約6割の独身男女が友人の恋愛を目にすることで孤独感を感じていることも明らかになった。(提供/人民網日本語版・翻訳/YH・編集/武藤)

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