14年で万里の長城の砦72カ所を訪れた写真家、撮影写真10万枚以上―中国

人民網日本語版    2019年8月17日(土) 0時40分

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中国鉄路撮影家協会の会員・任彦龍さんはここ14年間で、山西省にある万里の長城の砦72カ所、狼煙(のろし)台約1000カ所に足を運んだ。

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中国鉄路撮影家協会の会員・任彦龍(レン・イエンロン)さんはここ14年間で、山西省にある万里の長城の砦72カ所、狼煙(のろし)台約1000カ所に足を運んだ。どこを訪れても、長く、重みのある歴史を誇る万里の長城の文化を記録するためにシャッターを押し、撮影した写真の数は10万枚以上に達している。中国新聞網が伝えた。

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1964年に北京で生まれた任さんは、16歳の時に両親と共に山西省大同市に移住し、そこで学業に励み、その後、仕事をするようになった。任さんは、1970年代に北京の大通り・前門大街にある写真館「新穎照相館」でカメラマンをしていたおじの影響を受けて、カメラだけでなく、写真を現像する暗室などにも触れるようになった。働くようになってから、撮影した写真を見た同僚から褒められるようになり、写真撮影が大好きになったという。

「初めて万里の長城に登り、消えゆくその砦を目にして、自然の摂理の偉大さを感じると同時に、損傷が進む現状を残念に思った。そのため、2005年から、万里の長城を撮影することにした。山西省にある万里の長城の歴史とその変遷を写真で表現するほか、万里の長城のふもとで生活する人々の様子を撮影するのが好き」と任さん。

羊飼いや、多くの子供や孫たちに囲まれて充実した老後を過ごす高齢の夫婦、城の周りにある水辺でおしゃべりをしている高齢者たち、来客をもてなす中年の女性、纏足をした90代の女性、オシャレな服を着た若い夫婦など、任さんのカメラがとらえた写真の主人公たちは、今も任さんの印象に強く残っている。

今後の計画について、任さんは、「今後も写真を撮り続け、山西省にある万里の長城の保護と宣伝に寄与したい」と話す。任さんが撮影した写真136枚が今、山西省太原美術館で展示されている。今後は、山西省の平遥県、山東省の煙台市、湖南省の●州市(●は林へんにおおざと)、台北などのほか、米国のニューヨーク、ロサンゼルス、カナダのトロント、フランスのブルターニュでも展示が行われる計画だ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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