がんの危険性も、漂白剤で加工された牛スジ肉=工場にはハエも寄り付かず―湖南省長沙市

Record China    2013年6月25日(火) 7時20分

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21日、中国・湖南省長沙市芙蓉区の食品安全部門は、同区の西龍村で牛のスジ肉や内臓を違法に加工している工場を摘発した。

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2013年6月21日、中国・湖南省長沙市芙蓉区の食品安全部門は、同区の西龍村で牛のスジ肉や内臓を違法に加工している工場を摘発した。新華社通信が伝えた。

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加工工場は2〜30平米の民家をそのまま工場に改造しており、室内の真ん中には大きな水瓶が3つ置かれ、別の部屋には桶が至る所に置かれていた。桶には液体が入っており、鼻を刺すような異臭が漂っていた。周辺に住む男性によると、原料の問題か、この工場には暑い日でもハエが近寄らない。

桶の傍らには加工が済んだスジ肉が置かれていた。スジ肉は白く、異常なほどに膨れていた。今月19日、客を装い取材を行った記者に対し同工場の責任者は、主に漂白剤や殺菌剤として使われる過酸化水素でスジ肉を加工していると明かした。さらに、過酸化水素に浸けると、100〜150グラムのスジ肉が500グラムほどにまで重量を増やすと語っていた。

過酸化水素は人体に有害で、これに浸けたスジ肉や内臓を食べることにより食道や胃が損傷を受ける可能性がある。さらに、長期間摂取すると「がん」にかかる危険性もあるという。食品安全部門は、加工工場を封鎖し、加工された牛のスジ肉及び内臓を無害化処理し埋めるとともに、加工に使用された道具などを処分した。(翻訳・編集/内山

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