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北朝鮮漁船員2人を強制送還した韓国政府に非難集中、「一連の流れは疑問だらけ」と韓国紙

配信日時:2019年11月24日(日) 6時30分
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日本海の韓国側海域に入り、拿捕(だほ)された北朝鮮漁船に乗っていた船員2人を強制送還した韓国政府の対応に非難が集中している。韓国紙は「亡命の意思を示した2人を追放した一連の流れは疑問だらけ」と指摘。「なぜ追放を急いだのか明らかにならなければならない」と訴えた。

聯合ニュースなどによると、2人は2日に韓国側に捕まった後、7日午後、板門店で北朝鮮側に引き渡された。韓国当局の取り調べの際、韓国への亡命の意思を示したとも伝えられている。

韓国当局は「(韓国政府の)合同調査の結果、2人は20代の男性で、東海(日本海)上で操業中のイカ釣り漁船で乗組員16人を殺害して逃走したこが確認された」と指摘。「殺人などの重大な非政治的犯罪は保護の対象にならず、韓国国民の生命と安全に脅威を与えるほか、凶悪犯罪者は国際法上の難民として認められないことから、政府内で協議して追放を決めた」と説明した。政府が北朝鮮住民を追放したのは初めてだった。

韓国政府の措置について、東亜日報は「船上で殺人を犯し、亡命の意思を示した北朝鮮住民2人を北朝鮮に追放した一連の流れは疑問だらけだ」と批判。「小さな木造船の狭い空間で2人が16人を殺害したことが合理的に説明されないにもかかわらず、5日間で調査を終え、北朝鮮に追放してしまった」と続けた。

さらに「北朝鮮から陸上か海上を通じて住民が来る場合には、身辺保護のために非公開を原則とするが、今回の北朝鮮へ追放は国民だけが知らされないだけでなく、大統領府は主務省庁の統一省と国家情報院にも知らせなかった」と言及。「政府は犯罪後の逃走の目的があるとみて、純粋な亡命意思とは認めなかった。凶悪な犯罪をした北朝鮮住民の逃避性亡命まで受け入れる必要はないが、時間をかけて慎重に検討して決めなければならない事案だった。それにもかかわらず、なぜ北朝鮮への追放を急いだのか明らかにならなければならない」と述べ、国会での解明を求めた。

朝鮮日報によると、今回の追放劇は米国を訪れた韓国の金錬鉄・統一相と在米韓国人との懇談会でも取り上げられた。18日にバージニア州で開かれた懇談会で、脱北者の男性は「なぜたったの5日で北に送ったのか。私も脱北した後3カ月間、国家情報院で調査を受けた。100人以上を殺した大韓航空機爆破犯の金賢姫もそうしなかったのに、なぜ脱北者をたったの5日で送還したのか」と金統一相を問い詰め、脱北者団体と主催者側出席者との間で言い争いが続くなど、修羅場になったという。(編集/日向)
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