日中が7年ぶりに戦略対話再開、中国ネットに期待感=「隣国とはしっかりと話し合うべき」「韓国は焦っているはず」

Record China    2019年8月9日(金) 11時50分

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今月10日に日中戦略対話が7年ぶりに行われることを受け、中国のネットからはポジティブな意見が数多く寄せられている。写真は中国の楽玉成外務次官。

今月10日に日中戦略対話が7年ぶりに行われることを受け、中国のネットからはポジティブな意見が数多く寄せられている。

中国中央テレビ(CCTV)の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントは8日、「中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は、楽玉成(ラー・ユーチョン)外務次官と秋葉剛男外務次官が10日に長野県軽井沢で日中戦略対話を行うことを発表した。双方は二国間関係や共通の関心事である国際地域問題について意見を交換する見込みだ。日中戦略対話は両国政府が戦略上のコミュニケーションを強化するための重要なルートである。対話が再開されるのは7年ぶりのことだ」と報じた。

日中の対話再開のニュースを受け、中国のネットユーザーからは期待する声が数多く寄せられた。「ついに対話が再開されるのか。良いことだ」「また歴史の証人になることができる」「日中関係がさらに改善しますように」などといったコメントがあったほか、「2012年頃と比べると、本当に隔世の感がある」と、日本政府の尖閣諸島国有化が原因で対話が中断された12年当時からの日中関係の変化を指摘する意見も寄せられた。

また、一部のコメントには「安倍首相は優れた役者だ」「狼と駆け引きをするなら、細心の注意を払わないと」などと警戒する意見が見られたものの、一方で「今は特殊な時期だ。団結する心を持てば共に力を発揮できる」「代わることのできない隣国とはしっかりと話し合うべきだ。日中は同じ文化圏に属すというだけの関係ではない」「ウィンウィンの協力関係を目指そう」などといった対話再開に前向きなコメントに多くの共感が集まったようだった。

さらに、東アジアの一員である韓国に言及する声も少なくなかった。ネットユーザーからは、「日中外交は韓国にかかっている(韓国との関係が悪化すれば、日中関係は好転するという意味)」「これは日中で協力して韓国の半導体市場を締め上げようということだろう」「韓国はこの知らせを聞いて焦っているはず」など、日中が接近した要因に悪化する日韓関係を挙げる声が上がった。一方で、「韓国も戦略対話の輪に加えよう。中国が舵(かじ)をとって3カ国が結びついてようやく、米国や欧州がもたらすリスクをはねのけられる」「私は日中韓が平和に付き合い、共に発展していければよいと思っている。歴史は忘れてはいけないけれど、それはこれから進む道のりへの警告でもある。中国が好きだけど、日本や韓国のものも好きだ」といったコメントも寄せられた。(翻訳・編集/岩谷)

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