中国本土学生が香港人の仕事を奪う、香港紙に受け入れ反対の意見広告―中国メディア

Record China    2013年6月22日(土) 17時40分
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21日、環球網は、香港メディアに中国本土学生の受け入れに反対する意見広告が掲載されたと報じた。香港人の大学進学枠や仕事を奪っていると批判している。写真は2012年6月、北京市で実施された香港科技大学の面接試験。

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2013年6月21日、環球網は、香港メディアに中国本土学生の受け入れに反対する意見広告が掲載されたと報じた。

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香港紙・星島日報によると、一部香港紙に20日、中国本土学生に反対する意見広告が掲載された。出稿したのは香港のネットユーザーだ。今年3月、ソーシャルネットワークに「香港の大学のむやみな中国本土学生受け入れに反対」するコミュニティーが立ち上げられ、そのコミュニティーを通じて募金を募り、今回の意見広告につながった。

香港の大学に進学する中国本土の学生の数は年々増加している。2003年時点では1600人足らずだったが、2012年には1万6000人と10倍に膨れ上がった。この間、香港の大学で学んだ中国本土学生は累計7万人を超える。また、卒業後に職を得て香港にとどまった学生は2009年の約3200人から2012年には6400人余りと倍増している。ある大学院に進学した男性によると、クラスの9割は中国本土出身者だという。

意見広告では、中国本土学生の急増によって香港出身者の進学枠が圧迫されるばかりか、学生寮の不足も深刻化。さらに卒業後に香港で働く者も多いために仕事まで奪われていると批判している。

一方、中国本土学生からは香港と本土の摩擦が一部香港人の自虐心理がもたらしたものとの反論もある。国際都市・香港の地位を守るためにはさまざまな地域の人材を集める必要があり、排斥政策は香港の優位性を失わせるだけだと主張している。(翻訳・編集/KT)



   

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