中国ゲーム産業に見られる3つの新しい成長点―中国メディア

環球網    2019年8月8日(木) 7時40分

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中国のゲーム産業は2019年上半期の市場収入が前年同期比で10.8%増え、良好な成長トレンドを呈している。資料写真。

中国のゲーム産業は2019年上半期の市場収入が前年同期比で10.8%増え、良好な成長トレンドを呈している。このほど上海で開催された「第17回中国国際デジタル・インタラクティブ娯楽展覧会」で、ゲームの海外進出、eスポーツ、5Gクラウド・ゲームなどが業界の新しい成長点となった。

▽ゲームの海外進出

近年、中国国産ゲームの力強い発展に伴い、質の高い数多くの中国産ゲームが続々と海外に進出し、米国やヨーロッパ、東南アジアなどの海外市場でビジネスを拡大しようとしている。海外進出は中国産ゲームの重要な収入源とされている。

中国ビデオ・デジタル出版協会の孫寿山理事長によると、近年、中国産ゲームの自主的研究開発能力は素晴らしい進歩を遂げ、特にモバイルゲームの急速な発展は、中国産ゲームの海外市場でのシェアと影響力を大いに高めたという。「現在、中国産ゲームは東南アジア、ヨーロッパ、米国、日本、韓国、ロシアおよび中東地域に数多くのファンを抱えている」と孫理事長は語った。

▽eスポーツが「ゴールデン時代」を迎える

中国のeスポーツ産業の発展は新しい段階に進んでいる。19年、そのユーザー数と産業規模は記録を更新し、政策によるサポートの拡大や、産業を取り巻く環境の改善も進んでいる。

統計によると、19年1~6月の中国eスポーツゲーム市場の収入は465億元に達し、前年同期比で11.3%増えた。また、eスポーツユーザーの規模は4億4000万人に達し、同11.2%増えたことが分かった。

▽5Gがゲーム参加を簡単に

19年は中国の5G元年と見なされている。5Gのビジネス化の加速と共に、中国のゲーム産業も新しい成長のチャンスを迎えた。

5G時代において、各プラットフォームを融合するクラウド・ゲームは主流となるに違いない。ゲームが端末に限られなくなり、すべてのゲームを「同じスクリーン」で行うことが実現できる。プラットフォームの融合はすべてのゲームメーカーにチャレンジを与えると同時に、現存の産業構造にも変化をもたらす。

ユーザーにとっては、「5Gのおかげでゲーム参加のハードルが下がった」と言える。ゲームデバイスのストレージとコンピューティングはクラウドで実現でき、ユーザーはテレビやパソコン、タブレット、スマートフォン、VRなどのデバイスをゲーム端末として利用できるようになる。(提供/環球網・編集/黄テイ)

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