日本人男性、中国人妻に腎臓を移植=「これは私の使命」―中国メディア

配信日時:2019年8月6日(火) 19時50分
日本人男性、中国人妻に腎臓を移植=「これは私の使命」―中国メディア
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中国出身のバイオリニストで音楽博士の劉薇さんは7月5日、都内の病院で夫の櫻井さんから腎臓の移植を受けた。資料写真。
中国出身のバイオリニストで音楽博士の劉薇(リウ・ウェイ)さんは7月5日、都内の病院で夫の櫻井さんから腎臓の移植を受けた。8月5日付で中国メディア・中国僑網が伝えた。

中国西北部の蘭州に生まれ、文化大革命時期に父親の勧めでヴァイオリンを習い始めた劉さんは、中国の音楽大学を卒業後、1986年に桐朋学園大学へ留学。その後、東京藝術大学大学院に入学し、中国人バイオリニスト・馬思総(マー・スーゾン)の研究で博士号を取得した。卒業後は、主に日本を舞台に音楽活動を展開していたが、2005年に慢性腎臓病と診断された。

肝臓と並んで「沈黙の臓器」と称される腎臓は一度不全に陥ると治癒の難しい器官で、患者には多くの場合、臓器機能を補うために腎移植や血液透析といった腎代替療法が施される。記事によると、劉さんも医師から人工透析が必要と伝えられていたが、これまで通りの生活を維持したいという思いからそれを拒否。15年間にわたって加工食品や冷凍食品を避けて雑穀と野菜を中心に摂る食物療法に取り組んできた。しかし、昨年に入って健康状態が悪化し、尿毒症の症状が出始めたため、12月に通院を開始。手術までに、週3回、毎回4時間の人工透析を計88回行ったという。

そして記事は、「結婚20周年となる今年、夫妻はある決断をした。櫻井さんの腎臓を劉さんの体内に移植することにしたのだ」と紹介。櫻井さんは20年の間に何度も、いざとなったら自分の腎臓を提供しようと劉さんに伝えてきたという。しかし、昨年1月に手術の相談をするため病院に行った時点で、櫻井さんの体重や血糖値、BMIは臓器提供者の条件を満たしていなかった。そこから手術までの数カ月間、櫻井さんは食事制限や運動によって7キロ減量。臓器提供が可能となり、7月5日に腎臓の摘出手術を受けた。同日行われた劉さんへの移植手術も無事成功したという。劉さんは身体の拒絶反応のために一晩集中治療室で過ごしたが、その後一般病棟に戻され、目が覚めて夫の健康な腎臓が体内にあることを実感すると、ぽろぽろと涙をこぼしたという。

記事によると、手術から1週間後に櫻井さんは退院し、現在は夫婦で互いの健康を思いやりながら生活しているという。櫻井さんは摘出手術を受けるに当たって、「妻と娘のおかげで、人生はかけがえのないものになりました。腎臓を妻に移植するのも、自分の使命だと感じています」と話したという。(翻訳・編集/岩谷)
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