中国の圧力が奏功か?北朝鮮の金桂冠外務次官、6か国協議への復帰声明を発表―米華字メディア

Record China    2013年6月21日(金) 7時42分

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19日、中国と北朝鮮による初の戦略対話が北京で行われた。北朝鮮側は各国との対話を希望しているとして、6カ国協議を含むあらゆる形式の会談に参加し、交渉によって核問題を平和的に解決したいと述べた。資料写真。

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2013年6月19日、中国と北朝鮮による初の戦略対話が北京で行われた。北朝鮮側は各国との対話を希望しているとして、6カ国協議を含むあらゆる形式の会談に参加し、交渉によって核問題を平和的に解決したいと述べた。米華字ニュースサイト・多維新聞が伝えた。

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今年1月24日、北朝鮮国防委員会は国連安保理事会の決議を非難し、6カ国協議からの離脱と核廃棄を定めた2005年9月19日の共同声明の破棄を宣言した。それ以来、北朝鮮は米韓との対話を求めつつも、協議への復帰を語ることはなかった。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の特使、崔龍海(チェ・リョンヘ)氏と習近平(シー・ジンピン)主席との会談の際にも、各方面で協力したいと述べたのみで、非核化や6か国協議などへの言及はなかった。

今回の戦略対話で、北朝鮮の金桂冠(キム・ゲグァン)第1外務次官は、6か国協議からの離脱以来、初めて協議への復帰を申し出た。このことは、今年1月の国防委員会の声明が撤回されることを意味する。

特使の訪中から高官による非核化および6か国協議再開と、北朝鮮は態度を一変させて中国のメンツを立て続けている。これについては、中国からの圧力が功を奏したことの現れであるとの分析がある。北朝鮮は6か国協議に関して中国の許容範囲に挑戦する言動を繰り返しており、中朝関係の修復と経済発展のためには、良好な環境づくりが何よりも重要になってくる。北朝鮮は、これまでの不誠実な振る舞いを改めるほかないのである。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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