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「貧富の差」を隠したい?パルムドール受賞の韓国映画「パラサイト」、中国で上映中止

配信日時:2019年7月30日(火) 22時20分
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2019年7月29日、今年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得した韓国映画「パラサイト」(寄生上流)が中国で、「技術的な問題」により上映前日に中止を発表。ネット上での反発の声は非常に大きなものとなっている。

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「グエムル-漢江の怪物-」などで知られるポン・ジュノ監督の「パラサイト」は、韓国映画界を代表する名優ソン・ガンホらが出演し、全員無職の貧困家庭の面々が、裕福な家庭を侵食してゆくさまを描いたブラックコメディ。韓国では5月30日に封切られ、観客動員数は全人口の5分の1に及ぶ空前の大ヒットを記録。現在までに、世界202カ国・地域での上映が決まっている。

青海省西寧市で毎年行われる中国最大級のインディペンテンド映画祭「西寧FIRST青年映画祭」では28日、クロージングフィルムとして「パラサイト」の上映を予定していた。しかし前日の27日、映画祭の公式ホームページが「技術的な原因」を理由に突然中止を発表した。

「技術的な原因」は公開中止に追い込まれた映像作品に、その理由としてよく使われる言葉だが、この裏には当局による検閲問題が見え隠れしている。今回の「パラサイト」については、富裕層と貧困家庭の経済格差を色濃く描いているのが、問題視されたのではないかと見られている。

昨年の上海国際映画祭では、同じくパルムドールを獲得した是枝裕和監督「万引き家族」のチケットが一瞬で完売し大きな話題になったが、今回の「パラサイト」もそれに負けない人気ぶりで注目されていた。上映中止を報じるニュースサイト・新浪(SINA)の記事には、1万人を超えるユーザーがコメントを投稿。「いい作品を見たいなら、上映中止になった映画を見れば間違いない」などと、皮肉を込めたコメントも多数見られる。(Mathilda
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