南京大虐殺生存者がまた一人死去 生存者は82人に

人民網日本語版    2019年7月29日(月) 10時0分

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中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館が26日に明らかにしたところによると、南京大虐殺生存者の万秀英さんが25日に死去した。統計によると、今年は9人の生存者が相次いで世を去り、残る生存者は82人になった。

中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館が26日に明らかにしたところによると、南京大虐殺生存者の万秀英さんが25日に死去した。統計によると、今年は9人の生存者が相次いで世を去り、残る生存者は82人になった。

万さんは1928年3月18日に生まれ、南京市二板橋に住んでいた。両親は商売をしており、兄と姉、弟と妹がいて、万さんはきょうだいの中で3番目だった。兄は旧日本軍に殺害され、母親も当時9歳だった万さんの目の前で爆死した。万さんは姉と洞穴に身を隠し、体が大きかった姉は外に出られず、痩せて小さかった万さんが髪を切り、顔に灰を塗りつけ、毎日外に出て食糧を探し、姉妹はなんとか生き延びることができた。

7月25日午後10時15分、万さんは91歳で世を去った。同記念館の館員の説明によると、「虐殺から82年が経ち、余命幾ばくもない高齢の生存者は一人また一人と世を去り、現在、南京侵略日本軍被害者支援協会に登録された生存者は82人になった」という。(編集KS)

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