ザリガニリップに生煎包マスク! 上海グルメとコスメがコラボ

人民網日本語版    
facebook X mail url copy

拡大

生煎包(焼き肉まん)のフェイスマスクを顔に貼り、ザリガニカラーのリップを塗ると、いったいどんなスタイルになる?

(1 / 4 枚)

生煎包(焼き肉まん)のフェイスマスクを顔に貼り、ザリガニカラーのリップを塗ると、いったいどんなスタイルになる?近ごろ、オンラインショッピングモール・天猫(Tmall)が上海の国産ブランド2社と提携し、遊び心たっぷりの新商品を打ち出した。20年以上続く焼き肉まん店の小楊生煎と新鋭コスメブランドの稚優泉(CHIOTURE)が業界の枠を超えて提携し、ザリガニカラーのリップグロスと生煎包フェイスマスクを打ち出した。新民晩報が伝えた。

その他の写真

このニュースは、発表されるとたちまち微博(ウェイボー)の検索ランキング上位に。コメント欄でネットユーザーらは、「ごま油とお酢も合わせれば、もっとそれらしい貼り心地になる」、「夜に腹ペコでマスクを貼ったら、生煎包を食べたことになったりして」などと、妄想を爆発させたコメントを寄せている。

小楊生煎といえば、上海では知らない人はいない。1994年に呉江路で最初の店を出した後、小楊生煎のチェーン店は全国に広がった。一方、2011年設立のコスメブランドである稚優泉も上海のブランドだ。一見すると何の接点もなさそうな生煎包店と若いコスメブランドが、なぜ今回コラボすることになったのだろうか?稚優泉ブランドマネージャーのJane氏は、「今回の業界を跨ぐ提携が成功したのは、天猫によるところが大きい」と明かした。

購入層のうち18-23歳の若者が70%を占める稚優泉にとっては、いかにして新たなファン層を開拓するかがブランドの要検討事項だった。Jane氏は、「コスメ商品の購入層は、高い確率でグルメや新しくて珍しい事や物も好んでいることが分かった。ではどうやったらグルメブランドと業界の枠を超えて新商品を打ち出すことができるか?上海で最初に思いついたのが小楊生煎だった」と語る。

「生煎包のほか、夏にネットで人気になるアイテムといえばザリガニ。その背景にはやはりザリガニに対する思い入れがある。小楊生煎にもザリガニ入りの商品があるので、天猫の『国潮来了』プロジェクトチームから、ザリガニ色のリップグロスを作ってはどうかと提案された」とJane氏は明かす。Jane氏によると、アイデアを何度も修正し、稚優泉と小楊生煎は最終的に生煎包フェイスマスクとザリガニカラーのリップグロスを打ち出すことに決めたという。この決断が正しかったことは事実によって証明された。ザリガニリップグロスは発売日だけで2万本を売り上げ、「ザリガニカラー」は今の若い人が先を争って買うカラーになり、稚優泉は1日で50万人の新規顧客を獲得した。「90後(1990年代生まれ)」や「95後(1995-99年生まれ)」といった若者だけでなく、稚優泉のファンには「80後(80年代生まれ)」もかなり増えた。

実際のところ、稚優泉や小楊生煎のほかにも、食品ブランド「旺旺」はファッションの生産ラインを増設し、万年筆ブランド「英雄」は1万8千本ものコラボ万年筆を売り切って低迷を脱するなど、より多くの国産ブランドが天猫を通じて業界を跨ぐ提携を進め、それによって核心部分の変化を遂げている。旺旺や老干媽、六神、李寧など、天猫「国潮来了」プロジェクトチームの推進によって業界の枠を超えて再び人気となった国民ブランドは、自身の業務範囲を拡大している。また天猫のほうも新たな国産品の集積地となっている。

天猫「国潮来了」チーム責任者の錦雀氏は、「この2年、国産品ブランドの業界を跨ぐアイデア新商品開発を仲立ちしてきたが、それはしばしばブランドが急成長し、新規顧客を増やす助けになってきた。今年、天猫国潮チームはデザイナー人材を導入し、フランス人デザイナー100人以上とさらに踏み込んだ協力契約を結び、短中期的なヒットだけでなく、ブランドの長期的成長をサポートする方法を探っていく」と語った。(編集AK)

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら


   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携