中国国家衛生健康委員会食品安全標準・監督評価司の副司長である張志強氏はこのほど、国民の塩、油、砂糖の過剰摂取という問題に対し、中国は「限度を決める塩さじ」、「限度を決める油入れ」、「ウエストのサイズを測るものさし」といった家庭用の健康「3点セット」の普及に力を尽くしており、国民が塩分削減、オイル削減、砂糖削減、口腔や体重、骨を健康的に管理するなどのイベントに参加することを奨励していると表明した。

「健康中国行動（2019-2030年）」によると、塩分削減、食用油削減、砂糖削減は合理的な飲食の重点とされている。2030年までに、1人当りの毎日の塩分摂取量を5グラム以下、食用油摂取量を25～30グラム、砂糖摂取量を25グラム以下とすることが目標だ。

中国病気コントロールセンター栄養・健康所の丁鋼強所長は、「中国は食品企業の栄養表示に関する指導を強化する。また、消費者に栄養表示の確認を指導することで栄養表示に対する認識率を高める。食品企業の経営者が科学的に加工食品の中の砂糖を減らすことを奨励する」と指摘した。

中国栄養学会の楊月欣理事長によると、中国は消費者が快適に健康食品を選べるよう、食品の包装に印刷した栄養表示の表示規則の見直しを加速しているという。（提供/環球網・編集/黄テイ）