豪名門大で中国と香港の留学生が衝突、「反中国」に対し中国国歌を大音量で流す―中国メディア

Record China    2019年7月25日(木) 16時10分

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中国メディア・観察者網の24日付の記事によると、オーストラリアのクイーンズランド大学で、中国と香港の留学生が衝突する騒動が起こった。写真は当時の様子。

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中国メディア・観察者網の24日付の記事によると、オーストラリアの名門クイーンズランド大学で、中国と香港の留学生が衝突する騒動が起こった。

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記事は、「同校では24日(現地時間、以下同様)、新学期を迎えるイベントが行われていたが、それに乗じて反中デモを起こした集団がいた。外国メディアによると、午前10時頃、黒い服を着た数十人の香港留学生が、『香港独立』や『反中国』と書かれた紙やカラフルな付せんを貼り付けたダンボールを掲げて座り込むデモを開始し、そこに数多くの白人の若者が参加した。現地の華字メディア・QLD TODAYは、デモの主催者は2日前にはSNS上で計画を公開していたことを報じた」と説明した。

そして、「午後0時37分頃、現場に1人の中国系の男性が現れ、周囲のデモ参加者に対して中指を立てる侮辱的な仕草を見せた。その十数分後には中国留学生らが自然と集まり、『チャイニーズ・ホンコン』などと書かれた紙を掲げた。さらに、スピーカーから中国国歌を大音量で流す男性が現れると、彼らは歓声を上げ、国歌を合唱したり『中国、中国!』と繰り返し叫んだりした。騒動は午後1時頃まで続いた」と伝えた。

同校の学生誌・Semper Floreatの編集者は、英紙・ガーディアンに、「当時、香港の留学生と白人参加者の数は合わせて150人程度。一方、中国留学生は約200人集まった。両者の衝突は一時、暴力行為にまで発展したが、周囲の人々によってすぐに制止された。校内の警備員の通報を受けて警察が駆けつけると、人々はその場から立ち去った」と語った。

大学側は、豪SBSに寄せた声明で「他人に対する敬意のこもった、法律の範囲に収まるものであれば、開かれた表現の自由を認めることは大学の役割の一部です。それが、われわれ全員が同意できるとは限らないトピックであったとしてもです。大学は、スタッフや学生らに、合法かつ適切な方法で自らの考えを表現するよう望みます。また、大学の方針と価値観に従って意見を表明することを期待しています」と述べた。

このほか、記事によると、オンライン署名サイト「Change(チェンジ)」では、暴力行為をその場で止めなかった学校側の態度を糾弾する内容の署名活動が展開されているという。(翻訳・編集/岩谷)

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