各地で公共交通の安全検査体制を強化、犠牲者47人のバス出火事件で―中国

Record China    2013年6月11日(火) 14時30分

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11日、福建省アモイ市で7日に発生し、47人が犠牲となった高速路線バス出火事件の影響で、中国各地で公共交通の乗客に対する安全検査体制が強化されている。写真はアモイのバス。

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2013年6月11日、中国広播網によると、福建省アモイ市で7日に発生し、47人が犠牲となった高速路線バス出火事件の影響で、中国各地で公共交通の乗客に対する安全検査体制が強化されている。

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バス出火事件の影響で、アモイ市では高速路線バス乗り場での安全検査が強化された。改札口に保安要員を新たに配置し、乗客に大型の荷物を開けてもらった上で行う肉眼による検査を追加した。担当者は「検査に時間がかかり、乗車時間が遅れがちになっているが、ほとんどの乗客は理解を示してくれている。現時点では易燃物や爆発しやすい物品の検査に重点を置いている」と話した。

高速路線バスだけでなく、一般の公共バスなどでも安全意識が高まっている。大きな荷物を持って公共バスに乗ろうとしたある乗客は、運転手に荷物の中身を尋ねられただけでなく、運転手の依頼による他の乗客の協力の下、荷物の中身の確認を受けたという。

出火事件の影響は中国各地にも広がっている。事件の発生したアモイ市と同様にBRT(バス高速輸送システム)を運行している新疆ウイグル自治区ウルムチ市では、9日から専門の安全検査要員を1人増員した。バスの乗客は、X線検査装置による荷物検査を受けるほか、飲料などの液体を持参している場合は、開封の上一口飲んで初めて乗車が認められる。

また、北京市では、地下鉄の駅入口や通路、プラットフォーム、安全点検スペースなどで、地上と地下の一体化による安全検査・防犯体制を強化した。当局は荷物や液体については必ず検査を要求する体制で、都市交通システム全体の安全強化を図っている。(翻訳・編集/HA)

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