実店舗書店がハイテクを導入、従来のモデルを打破―中国

人民網日本語版    
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中国全土初の24時間営業の5G無人スマート書店が7月上旬、河北省雄安新区容城県で正式にオープンした。

顔認証、5Gネットワーク、IoT(モノのインターネット)認証技術、コードスキャン決済などの新技術が、実店舗書店と遭遇するとどのような火花を散らすのだろうか。中国全土初の24時間営業の5G無人スマート書店が7月上旬、河北省雄安新区容城県で正式にオープンした。読者に新しい購入体験をもたらしている。ここでは5G高速ネットワークを体験できるほか、24時間いつでも店内に入り本を選ぶことができ、読者はいつでも本の海の中を漂うことができる。人民日報海外版が伝えた。

■スムーズに購入、高速ネットワークを利用

5G無人スマート書店の入口には顔認証設備がある。読者は会員登録をすると、顔認証で直接入店できるようになる。まだ登録していないのであれば第2世代身分証明証をかざす必要がある。

サービスの質を高め万引き行為を防止するため、同店は会員制を採用。読者は書店の専用端末で会員登録と顔認証を行うことができる。会員制のもう一つのメリットは、ビッグデータ解析により読者の好みを理解し、正確なマーケティングを展開することで、読者に合った良い本を提供できることにある。読者は入口の機械認証エリアに本を置けば、自動的に貸し借りもしくは購入が可能。コードスキャン決済により「ワンキー購入」が可能になり、列に並ぶ待機時間を減らすことができる。

IoTスマート認証技術の応用により、本の正確な測位が実現される。これらのハイテクを支えるのは5G高速ネットワークだ。店内では5G電波がつながっている。読者は本を選ぶ時に5Gネットワークのサプライズを体験できる。高速・広帯域・低遅延などの5Gネットワークの特徴を実感し、5Gの素晴らしさを一足先に味わうことができる。

■モデルの革新、個性的にカスタマイズ

一部の書店はまた、全面的で多元的な、先端的でスマートな大規模書店の建設に力を入れている。深セン書城竜崗城が昨年7月、正式にオープンした。同店はビッグデータ応用、モバイル決済、顔認証などの最新のテクノロジーを用い、深セン初の「無人」書店を作り上げた。書店を軸とし、特色ある飲食、スマート体験、オリジナルサービスなどを提供している。

河北省新華書店有限責任公司編集部の鄭秋月(ジョン・チウユエ)副部長は「情報技術と消費決済モデルの革新に従い、このスマートで効率的な実店舗書店の新型小売モデルが、未来の発展のトレンドになる。機能面の革新、購入体験の改善により、読者の時間コストが減る。スピーディーな販売モデルが消費の魅力を高めてくれる。書店は新型小売モデルの採用により、集めたビッグデータを利用し、読者に向けてより多くのより正確なカスタマイズサービスを提供できる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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